2003年4月感想
2003年4月26日(土曜日)
◆クラギニトロ「決戦!由宇vs勝」2
脚本(木村揚)、絵コンテ(菱田政正和)、演出(菱田正和、工藤寛顕)、作画監督(高橋晃)
というわけで今回は、勝はケディ先生と共に合宿することになるって話。
いい話なんだけど・・勝(マサル)って、コウヤ違う意味でドキュンだな・・(苦笑)
もうちょっと、他の仲間のこと考えろよなあ。
まあ、ほとんどなんの努力も葛藤もなしに来た決勝だから、重みもないんだろうけど・・。
トビタクラブであんなことやったら、アンパンパンチが来るぞ(笑)
つうか決勝っつってもあまりにあっさり来すぎだし(実質2週)、何より好敵手であるはずの由宇の重みが万願寺の1万倍ぐらい軽い。
「運と気合」だけで勝たれてもなあ・・万願寺の壁は雲のように高かったぞ。
って、ああ思わずターボと比べてしまうなあ(苦笑)
やっぱ「勝負」に対する重みがないからなあ。
コメディやってる時は良いんだけど、いざ「勝負」になるとターボに比べると断然グレードが落ちるんだよなあ。
で、次回は動き出す影。
◆アバレ第10話「アバレリーガー金(かね)縛り!」5
脚本(浦沢義雄)、アクション監督(竹田道弘)、監督(諸田敏)
というわけで今回は、大リーガー選手であるバンズが幸人に会いに来るって話。
浦沢脚本らしい、大馬鹿話(笑)
ツッコめば切りがないほどのアホネタ満載で、アホ演出も大爆発。
やっぱアバレンジャーはパワフルだなあ。
っていうか、やっぱ幸人が一番キャラ的にイけてるなあ・・おいしいなあ。
で、次回はやっとでえみぽんの出番・変身はあるかな?
◆555第13話3
脚本(井上敏樹)、特撮監督(佛田洋)、アクション監督(宮崎剛)、監督(石田秀範)
というわけで今回は、かつての同級生であるクサカに会いに行く巧達って話。
また・・狭いところで愛憎劇が・・Zガンダムっぽいなあ。
まあ、それはともかく新たなるキャラ、クサカ登場。
井上キャラらしい、また濃そうなキャラで、なかなか良い。
特に、サーベルを逆手持ちで銃をバンバン撃つ、メタルヒーローっぽカイザは格好良くていいなあ。
それにしても、勝負に負けたからって殴り掛かる巧・・子供かお前は!
平成ライダーって、なぜだか主人公以外の方がキャラとして魅力があるのは、なんでだろ〜♪(笑)
で、次回はカイザ大活躍!、イエッハ〜!!
◆ワンダバ第3話「成層圏で歌おう!」3
脚本(佐藤勝一)、絵コンテ(江上潔)、演出(南康宏)、演出助手(小林浩輔)、作画監督(中井準)
今期一番期待の馬鹿アニメ、ワンダバスタイル!
というわけで今回は、ヘリウムガスを使って成層圏でコンサートを行うって話。
流石に3話目になるとテンポが落ちるなあ。
ヘリウムネタでオチも読めたしねえ・・まあ、サービスが多かったので良しとするか。
で、どうやらアイドルネタもちゃんとやる感じである。
果たして、どうなることか。
しかし挿入歌は「ロケット・ガール」なのか・・野尻抱介だね(笑)
で、次回は時速1600qの恐怖。
秒速4.4q・・第1宇宙速度(軌道速度)である秒速7.9qにも足りないな・・どうするんだろうって、そういうアニメじゃねえか(笑)
◆ナージャ「宝探しはロマンチック!?」4
脚本(ルージュ・ドゥ・ルーン)、絵コンテ・演出(細田守)、作画監督(川村敏江)
というわけで今回は、団長と一緒にジャンヌダルクの宝を探すナージャとケンノスケって話。
なんだかとってもどれみのようなアホ話で、なんだかとっても別番組(笑)
今回の演出は細田守で、川村作監という協力タッグだったんだけども、切れ味的には若干浅め。
細田守はやっぱ、シリアス話の方が上手いかなあ。
まあ、テンポも良くて、団長・ナージャ・ケンノスケの大ボケ3人組の馬鹿っぷりは楽しかったけどね。
どれみとかでは、これ以上にテンポの良い馬鹿話とかあったからなあ・・ドカンの時の睦ちゃんの話とか。
まあ、こういうたまには馬鹿話も入るようだから、今後が楽しみである。
で、次回はフランシスと再会。
◆でじこ第3話
「ぷちこ焼きおいしいにゅ」2
「でじこはプリンセスにょ」2
脚本(大場小ゆり)、絵コンテ(井上英紀)、演出(鎌仲史陽)、作画監督(掘元宣)
脚本(大場小ゆり)、絵コンテ(小滝礼)、演出(鎌仲史陽)、作画監督(掘元宣)
というわけで今回は、前半はぷちこの話で、後半はでじこの話。
なんだか、ほんわかまったりキッズアニメで、NHK教育でやってそうな感じになったな。
やはり第1話のような、桜井演出ののような畳み掛けるテンポがないと辛いねえ・・っていうか、結構つまんないかも(苦笑)
なんか、まったりしすげて乗れないんだよな・・キャラに萌えれないとちと辛い・・。
ギャラクシーエンジェルが懐かしくなってきたな・・。
あ、EDがなぜか実写が入ってる・・。
◆カレイドスター第3話「遠い すごい ステージ」4
脚本(吉田玲子)、絵コンテ・演出(福多潤)、作画監督(石倉敬一)
というわけで今回は、シンデレラのステージで役がもらえずに、子供たちにおもちゃをくばることになるそらって話。
失敗からの成功、そして成長。
うむ、オーソドックスだが正しいスポ根アニメしていて良いね。
流石に第1話ほどの畳み掛けるスピード感あるテンポ良い演出作画はないけども、話自体はきちっと押さえるとこ押さえているからねえ。
この感じで「正しく」行って欲しい感じである。
で、次回はそらがステージにあがれる、かも、かも、かも?
◆すてプリ第3話「赦されざる者の騒動歌」4
脚本(吉田玲子)、絵コンテ(渡辺カケル)、演出(関田修)、作画監督(中村尚子、中澤勇一)
というわけで今回は、ある村へと着いたパシフィカは、宿屋の娘であるウィニア(川澄綾子)と知り合うって話。
ウィニア&スーピィ君登場!
まったりほのぼの感にも慣れてきて、なかなか良い感じになって来た。
特に、パシフィカとウィニアのまったりとしたやり取りが良いね。
まあ、まだコレといった押し出しにには欠けるのだが、パシフィカの憂いを秘めた表情とか、ウィニアのぎこちない仕草とか、地味に淡々ときちっと描いてある。
なんだか食事シーンや、小さいサービスシーン等もあり、日常感を醸し出しながら、まったりほのぼのと行くようである。
で、次回はシャノンとクリスが対決。
次週は休みか。
◆キノの旅第3話4
「満天の星の下にて・b」
「予言の国(We NO The Future)」
「伝統(Tricksters)」
「悲しい国」
「予言の国・そして満天の星の下にて・a」
脚本(村井さだゆき)、絵コンテ(中村隆太郎)、演出(小林孝嗣)、作画監督(松本卓也)
というわけで今回は、「世界が終わる」という予言のある国に来るキノって話。
結構大胆に、原作をアレンジするようになって来て、原作知ってても楽しめる感じになってきたな。
それぞれの話を絡めながら、短編集でありながら、ひとつの話を作っていて面白い。
演出作画的にも、童話アニメのような淡々とした作りにしていて、ひとつの寓話や童話として作られてるしね。
それにしても、「猫耳の国」は、もうちょっと見たかったな(笑)
で、次回は大人の国。
次週は休みか。
◆十二国記第3話「月の影 影の海 三章」3
脚本(曾川昇)、絵コンテ(佐藤卓哉)、演出(大八木正勝)、作画監督(遠藤裕一)
というわけで今回は、妖魔に襲われ逃げ出した陽子たちは、達姐という女性に救われるって話。
やはり、原作でもそうなのだが、様々な要素が未だバラバラに存在しているせいか、世界観やら人間関係がまだまだ全然わからないよな。
そのために、まだ視聴者自体が陽子と同じく世界に対する戸惑いがあり、微妙に乗れない。
今後、きちっと乗れるようになってくるかな?
それにしても、アニメオリジナルキャラである杉本さんは飛ばすなあ。
今回凝った登場した蒼猿以上に、蒼猿っぽくて良いね(笑)
◆キディ第24話(最終回)「As Time Goes By(終焉)」4
脚本(きむらひでふみ)、絵コンテ・演出(後藤圭二)、作画監督(神本兼利、金崎貴属孝臣)、メカニック作画監督(川原智弘)、総作画監督(門之園恵美)
というわけで、ついにキディグレイドも最終回。
今回は、デュカリオンと融合したアールヴを倒すために力を使うエクレールって話。
大いなる大団円。
戦闘的には前回ほどの盛り上がりはなく、最後の「締め」であり、エピローグといった感じの話であった。
まあ、なかなか良くまとまっていたのではないかと。
っていうか、またエクレール姿変わってるじゃねえかよ(笑)
で、総論。
「キディ・グレイド」4(75点)
なかなか面白かった。
近ごろのアニメには珍しく、最初から最後までの作画の安定度は非常に良く、レベルも高かった。
演出的にも非常に丁寧で、細部にもこだわりがある作りは素晴らしかった。
まあ惜しむらくは、各話ごとのSF的ギミックやネタやらは良かったのだが、説明不足や描写不足のせいか、いまいちわかりにくかったって所だろうな。
小説の方では、その辺りは補足説明や心理描写などがあり、結構わかりやすかったんだけどねえ・・明確な敵である犯罪結社「ヴァージン・ヴァイラス」もいたし。
なんか特に、エクリプス局長とアームブラスト&メルクルディの行動理由が最後までよくわからなかったからな。
いったい何をしたかったのであろうか?
長官やアールヴは、銀河を支配する地球原種である「ノーブルズ」に対するアクション(解放と復讐)であったのはわかったんだけどもねえ。
エクレールやリミュエールを囮にすることで、GOTT内部の腐敗をあぶり出すつもりだったとか?
む〜。
まあ、その辺はよくわからなかったけども、銀河を捨て去り、母である地球を独占しようとした最後の大ボスであるノーブルズの計画阻止はしたので良しとするか(笑)
あと、結構濃い設定の数々もあったんだろうけど、どうもそれを生かし切れてなかったのも惜しかったねえ。
ESメンバーの特殊能力も、SF的過ぎてビジュアルでわかりづらかったしね。
その辺は、小説とかだと文章で説明などもできたりするんだけども、アニメだとやはり限界があるからな。
何度も再生し、ノーブルズの手先として使われる「悠久を生きるものたち」であるESメンバーってのは結構美味しいネタだったんだけどね。
その辺、もうちっと掘り下げが欲しかったな。
特に、ノーブルズという支配者に束縛され、抑圧され、苦しく悲しい生を生きることを強要され、「過去を封印した」エクレールと、「ノーブルズへの復讐を誓った」アールヴという、同じベクトルを持ちながらも、すべての過去や記憶を受け止めて「私は私(自分)」であることを肯定したポジ(陽)であるエクレールと、それを認めることができなかったネガ(陰)であるアールヴという、対極する関係が上手く描けなかったのはもったいなかったねえ。
「高いレベルへの未完成」ってヤツだな(笑)
まあでも、初っ端のイメージであった「ダーティペア」とはまた違った、今風スペオペで、なかなか面白かったです。
というわけで、スタッフの皆様お疲れさまでした。
続編は・・外伝ぐらいならあってもいいかもしんない・・特に過去話系(笑)
◆魔探偵ロキ第1話「魔探偵登場!」3
脚本(金巻巻兼一)、絵コンテ・演出(わたなべひろし)、作画監督(岡真里子)
というわけで、月刊コミックブレイド連載中の、木下さくらの「魔探偵ロキRAGNAROK」がアニメ化。
スタッフは、アニメ制作はシリーズ構成は金巻兼一、キャラクターデザインは岡真里子、監督はわたなべひろし、といった「スターオーシャン」スタッフ構成・・駄目じゃん!(笑)
で、今回は幽霊が出るという時計台で、不思議な人形を拾った好奇心旺盛な女子校生・繭良(堀江由衣)は、探偵の少年ロキ(渕崎ゆり子)と出会うって話。
まあまあ面白かった。
作画は結構良かったんだけども、どうにもこうにも演出のテンポが悪くて、ちとダレたな。
なんつうかもうちっとこう、メリハリあるテンポが欲しかったかも。
なんか、作画の良い「スパラル〜推理の絆〜」みたいだな(笑)
で、どうやらオカルトミステリーって感じで、怪奇現象を解決して行くような感じなので、まあ繭良に期待(笑)
で、次回は正義の味方が登場。
◆魔探偵ロキ第2話「正義の味方は超ビンボー!?」3
脚本(山田健一)、絵コンテ(斎藤哲人)、演出(橋本昌和)、作画監督(秦良崎早苗)
というわけで今回は、学校の7不思議である動く甲冑を調べるロキ達って話。
ロキって北欧神話のロキなんだ・・っていうかロキってちょっとコナンっぽいね(笑)
まあそれはともかく、作画は悪くないんだけど、やっぱりテンポが若干良くないかな。
なんか、ちょっともったり気味みなんだよなあ。
で、どうやらロキの正体はロキだったり、鳴神(森久保祥太郎)の正体はトールだったりと、北欧神話ネタなようで、なんだかとってもミステリー(笑)
っていうか、全然探偵関係ないじゃん!(笑)
まあ、これからドンドコ神々な戦いになるのかもしれないな。
で、次回はヘイムダル登場。
◆魔探偵ロキ第3話「舞い降りた刺客!」2
脚本(花田十輝)、絵コンテ(西村純二)、演出(古川政美)、作画監督(清水博明)
というわけで今回は、動物園の事件の調査をするロキ達を襲う謎のヘイムダル(朴路美)って話。
なんか、テレ東夕方6時のエニックスっぽいアニメだなあ、やっぱ。
まあ、話は普通なんだけど、やっぱどうもテンポが悪く感じる演出が、退屈で・・。
スタジオ・ディーンの「止め絵系アニメ」ってこういうの多いよね・・。
で、次回はパパは名探偵。
◆MRR「ケンのレスキュー魂!」3
脚本(吉田伸)、絵コンテ・演出(福本潔)、作画監督(榎本勝紀)
というわけで今回は、病気の少年・ヒサシの搬送をするケンとエースって話。
またもや再びケンの話。
ケンってこういうキャラなのだな(笑)
まあケンらしい、適当の中に熱さのある話で、まあまあ良かったかな。
しかし、骨髄バンクとはまたリアルな。
で、次回はやっとで登場、MRRのアイドル、アリス・ウィラメット(嘘)の話。
◆ワンピ「幻想(ゆめ)は叶わない!?ベラミーvs猿山連合」3
脚本(菅良幸)、絵コンテ・演出(門田英彦)、作画監督(横山健次)
というわけで今回は、猿山連合を襲うベラミー一味って話。
ベラミーはスプリングマンだったのか(笑)
まあ、今回は次回への前ふりって感じで普通・・次回に期待。
で、次回はベラミーとルフィが対決って話。
◆ワンピ「一億の男!世界最高権力と海賊黒ひげ」4
脚本(菅良幸)、絵コンテ・演出(小山賢)、作画監督(高木雅之)
というわけで今回は、ルフィとベラミーとの戦いと、世界政府での会議って話。
ゴムvsバネの派手なバトルが見れるかと思いきや・・ベラミー、よわ!(笑)
まあ、所詮は小物だったってことで。
っていうか、ワンピースもドラゴンボールのように、なんだかちょっぴり力のインフレが出てきたなあ。
まあそれはともかく、今回の目玉はやはり、一癖も二癖もありそうな海軍と海賊たちの夢の共演ってとこだろうね。
まあ、今後の話に絡んでくるかはわからないけども、どのキャラも設定だけで燃えそうな感じが良いね。
やっぱ、ああいうのは燃えるものがあるよなあ。
で、次回は空へと向かうルフィ達って話。
◆ポケアド「ダイゴ、ココドラ、ボスコドラ!」3
脚本(十川誠志)、絵コンテ・演出(浅田裕二)、作画監督(岩根雅明)
というわけで今回は、ムロジムで敗れたサトシは、この島で特訓するてまダイゴ(西凜太郎)を尋ねるって話。
ダンジョン探索ドタバタはなかなか面白かった。
で、せっかく登場のダイゴさんともいきなりのお別れ・・再登場もあるかな?
で、次回は海辺の暴れ者ヘイガニ登場。
◆鉄腕アトム第1話「パワーアップ!」4
脚本(小中千昭)、絵コンテ・演出(望月敬一郎)、作画監督(瀬谷新二)
というわけで、偉大なる漫画の神様・手塚治虫原作による、初の国産アニメ第一号であった原子の子供「鉄腕アトム」が、アトムの誕生日である2003年4月7日に合わせて(1日早いが)堂々の復活!
スタッフは、監督は小中和哉、エグゼグティブストーリーエディター・クリエイティブスーパーバイザー(なげえよ)はマーク・ハンドラー、アニメーションディレクターは望月敬一郎、総作画監督・キャラクターデザインは瀬谷新二、アニメ制作はソニーピクチャーズエンターテイメントといった構成。
で、今回は科学省の一室で、メトロシティ中のエネルギーを取り込んだロボット、アトム(津村まこと)が誕生した。
そんな中、シティのエネルギーを供給しているジオワームが暴走をするって話。
うむ、なかなか面白かった。
ほとんど劇場版とも言えるほどの密度の高い作画で、非常にスピード感と迫力があり、なんつうか凄かったな。
まさしく現代のテクノロジーで復活したアトムと言った感じであった。
あの、いかにも「手塚風未来都市」も、きちんと再現してたねえ。
まあ、自分にとっては、ロボットといえば、手塚治虫「鉄腕アトム」よりも、藤子不二雄「ドラえもん」であり、永井豪「マジンガーZ」であり、富野良幸「ガンダム」だったりするので、実はあまりアトムには思い入れはない。
一番「アトム」というものを知ってるのは、富野由悠季の「だから、僕は…」のアトムだからなあ(笑)
だから今度の「21世紀のアトム」は、それほど思い入れもなしに楽しみたいと思う。
そもそも、「人の心を持ったロボット」って言葉を聞くだけで、泣ける人なので(笑)、その辺りの「人間とロボットの狭間での葛藤と苦悩」って感じを描いて行って欲しいところである。
今の時代の「ロボットアニメ」としてね。
それにしても、なんだかとってもアニメ「サイボーグ009」を思い出したなあ・・OPも今風になっちゃたしね。
リメイクものも、原作に近い作画になってるしねえ。
で、どうやらあの「小中千昭」も脚本に一枚噛んでいるようなので、その辺不安だったり楽しみだったりもあるな。
しかし、今度のアトムは原子炉内蔵じゃないのな(笑)
で、次回はロボットボール。
君の心で、キャッチ・ザ・フューチャー!
◆鉄腕アトム第2話「ロボットボール」4
脚本(小中千昭)、絵コンテ・演出(前園文夫)、作画監督(瀬谷新二)
というわけで今回は、ロボットボールを見に行ったアトムは、人間の子供達と友達になるって話。
う〜ん、なかなか良いなあ・・アトム、可愛いいじゃねえか(笑)
少しづつ人間らしくなり、人やロボットと仲良くなるアトムが可愛いねえ。
どうやら悪役である天馬博士(大和田伸也)を軸として、物語を作って行くようで、なかなか面白そう。
これから次々とアトムに艱難辛苦を与えて行くんだろうなあ・・楽しみだ(笑)
しかし、まるで「Gロボ」のシズマ博士みたいだな天馬博士・・なんかメチャ格好良い(笑)
手塚漫画ってのは、まるで「ピカレスクロマン(悪漢小説)」のような、悪の美学や快楽的な部分もあるからねえ・・今後の天馬博士の活躍に期待である。
で、「ロボットに人の心があるなんて危険じゃないか!」というセリフにもあるように、それは「人の心=人間」自体が危険な存在であることの裏返しでもある。
手塚漫画とは「ロボットだって人間だ!」って感じで、常に「人間」を描くこと「人の心」を「人間の光と闇」を描き続けた。
そういった部分を抜きにしては、手塚漫画やアトムは成り立ちにくい部分もあるので、できうればそういった部分も、「子供アニメ」だからと逃げないで、描き込んで欲しいよね。
とりあえず、小中千昭にその辺りを期待したいところである(笑)
それにしても、相変わらず演出作画レベルが高いなあ・・まさか最後までコレで行くの?・・だったら凄いよな。
あと、なんか本編に2回もCMが入るのはちとテンポが悪くなってうざいなあ。
CM入れるなら、OPと本編の間にして欲しいよ。
で、次回はアトム、宇宙へ行く。
早いな(笑)
◆鉄腕アトム第3話「アトム宇宙へ行く」3
脚本(小中千昭)、絵コンテ(森田浩光)、演出(鈴木幸雄)、作画監督(宍倉敏)
というわけで今回は、火星のダイモスでロボット達が暴走し、お茶の水博士とアトムはダイモスへと向かうって話。
いきなり異星人とは・・SFしてるなあ。
もしかしたら、ロボットネタ以外のSFネタも入れて行くのかもしれないな・・まあ、小中千昭だしな(笑)
その辺りも楽しみである。
まあ、今回のも小中千昭の好きそうな「ファーストコンタクトもの」で、「火星の衛生ダイモスで謎の暴走をするロボット達」とか、「生命を最優先に置くロボット達」とか、「何らかの理由でダイモスに閉じ込められていた異星人(地球外知的生命体)」とか、「人間とロボットが進化するのを待っていた」とか、なんだかウルトラマンちっく(笑)
まさか、またもやクトゥルーネタをアトムでもやったりして(笑)
まあ、なんつうかもう一押し欲しい感じだったけどね。
で、どうやらやっぱり未来におけるロボット達は、「人間との友達」ではなく、「人間の道具」として描かれているようである。
アシモフの「ロボット3原則」は、やっぱ搭載してるのかな?
なんか自分の中のアトム像は、人間とロボットの間で、常に苦悩してるってイメージだからな。
その辺りどんな感じになって行くのであろうか・・。
初代アトムは、虫プロの自転車操業の末に、「戦うロボット」的になってしまったらしいので、できうれば全体としてのきちっとした「物語」というものを構築して欲しいところだな。
で、今回は、火星の衛星ダイモスでの話だったのだが、未来とはいえ火星に行くのちょっと速いなあ(笑)
まあ、リアリズム追求の作品ってわけじゃないし、その辺りはまあいいかな。
で、次回は不思議なロボット電光登場。
◆冥王と獣のダンス 全1巻2
著者(上遠野浩平)、イラスト(緒方剛志)
というわけで、「ブギーポップ」とはまた違った雰囲気を持った上遠野ワールドのひとつである、「冥王と獣のダンス」
枢機軍の一兵士であったトモル・アドは、戦場で奇跡軍の奇跡使いの少女である夢幻と出会う。
そして奇跡使いのリスキィ兄妹の亡命により、トモルは数奇な運命を迎えることになるって話。
あんまり期待ほどではなかったかな。
どうも、世界観が借り物臭くて、ブギーポップに比べると突き抜けた良さがなかったな。
世界自体の重くて暗い感じと、テンポの遅い展開や、ラストも主人公がああなってしまうせいか、爽快感にも欠けるしなあ。
まあ、ジョジョの「スタンド戦」である奇跡使いたちの戦いは派手で格好良くて良かったと思う。
小説って言うより、漫画やアニメのような、ビジュアル作品向きだったかな。
◆第1巻「ぼくらは虚空に夜を視る(The Night Watch into The Night Yawn)」4
著者(上遠野浩平)、イラスト(中澤一登)
なかなか面白かった。
「メガゾーン23」や「うる星やつらビューティフル・ドリーマー」「マトリクス」などと同じ、「現実と夢の狭間」の世界を描くパターンではあったが、それらとはまた一味違ったテイストで、テンポ良く話が進みながらも、上遠野ワールド特有の思春期の葛藤みたいなものもあり、何と言っても超光速戦闘機であるナイトウォッチの「超光速戦闘」シーンが面白く、主人公の工藤兵吾がなかなか格好良かった。
ラストに満天の星が見えるというのも泣ける。
で、どうやらこの世界は「ブギーポップ」や「冥王と獣のダンス」の世界と同世界であり、両者を読んでるとさらに楽しめるかもしれないです。
◆第2巻「わたしは虚夢を月に聴く(The Night Watch under The Cold Moon)」4
著者(上遠野浩平)、イラスト(中澤一登)
というわけで今巻は、虚空牙により太陽系の宇宙を制圧された人類の、月面での話。
なかなか面白かった。
これは「ぼくらは虚空に夜を視る」の続編で、「冥王と獣のダンス」と同じく、虚空牙により宇宙空間を占拠され、月面に閉じ込められた人類の話で、その月面世界の話を、この作者お得意の人や場所や時間を変えたオムニバス構成で描いている。
それぞれの主人公は、第1章が私立探偵の「荘矢夏美」、第2章が高機動戦闘ポッドのパイロットである「古都子ルーゼスク04」、第3章が月面探査ロボットの「シーマス」、第4章が女子高生の「醒井弥生」って感じで、それぞれが「ブギーポップ」のあの人・・イマジネーターこと「水乃星透子」と絡んで話が展開されている。
別の作品と同じ世界観だったり、別の出版社のキャラと絡める辺りが、上遠野節って感じではあるな。
まあそれはともかく、様々なものが巧みに絡み合い、ひとつの物語を形作るという構成はやはり面白く、そして上手い。
まあ、やり過ぎの感じもあるけどね(笑)
個人的には、3章の月面探査ロボットであるシーマスのお気楽なキャラは可愛くて好きである。
でも、3章まではわかったんだけど、何か最後の4章がよくわからなくて、正直前巻より消化不良なイメージが・・。
それぞれの話で、それぞれのキャラや世界を描いていたのは良いんだけどね。
テーマは「心」なんだろうが、それがどうなのかがよくわからなかったな・・(苦笑)
答えは自分の「心」の中にあるってことかな、やっぱ?
◆ネガティブハッピー・チェンソーエッヂ 全1巻5
著者(滝本竜彦)、イラスト(安倍吉俊)
というわけで、第5回角川学園小説大賞の特別受賞作品である「ネガティブハッピー・チェンソーエッジ」
主人公である山本陽介はある雪の日に、謎のチェンソー男と戦う女の子、雪崎絵理と出会う。
そして山本は絵理と共に、そのチェンソー男と戦うことになるのであった、って話。
なんつうかもう、圧倒的に「ダメ人間」を突っ走る自分にとっては、結構「来る」話であった。
正直、某エロゲーの「KANON」とネタやらはちょっとかぶっていたり、非常にエロゲーテイストな感じだったのだが、あっちが「オタに都合の良いキャラ萌えな感動」なら、こっちは圧倒的にネガティブで、後ろ向きで、負の雰囲気がモリモリで、ダメっぷりが高い・・まあ、都合の良いキャラ萌えな感動もあるんだけど(笑)
もう、自らの感情の赴くままの事柄を叩きつけた感が強く、テンポ良い文章や、世界の雰囲気や、あの独特の一人称の文体やら、話の方向性やらが、ある種の疾走感を産み出し、今の「終わらない日常」を生きる日本の若者が少なからず持っているであろう、「閉塞感」「絶望感」「虚無感」「未来に対する漠然とした不安」とかってヤツを表現していた。
特に、ラスト辺りの怒涛の疾走感は圧巻。
「さくらの唄」(安達哲)や、「CLEAR」(耕野裕子)や、「ストリッパー」(山田玲二)や、「極東学園天国」(日本橋ヨヲコ)や、「イエスタデイをうたって」(冬目景)や、「ブギーポップ」(上遠野浩平)や、「夢からさめない」(白倉由美)とか、「センチメントの季節」(榎本ナリコ)とか、大槻ケンジなどの、「後ろ向きの青春」が好きな人、「自分はなんて不幸なんだろう」とか毎日考えてる人には、間違いなしにはまれるネガティブっぷりです・・っていうか俺が好きなだけか(笑)
まあでも「ネガティブハッピー」だから、「後ろ向きだけど、ちょっとだけ前向き」って感じなんだよなあ。
ネガティブとポジティブを合わせた、「ポガティブ」ってヤツだね(笑)
あと安倍吉俊の、どこか憂いのある表紙もあっている。
あとがきの鬱丸だし加減も、いい味出しています。
しかし、「幸せな人」にはまったく関係のない小説だな(笑)
◆ビートのディシプリン第1巻「SIDE1[Exile]」4
著者(上遠野浩平)、イラスト(緒方剛志)
というわけで、「ブギーポップは笑わない」の上遠野浩平の「ビートのディシプリン」の第1巻。
今巻は、フォルテッシモから、「カーメン」という謎の存在の調査を命じられた統和機構の合成人間ピート・ビート。
しかしそれは、正体不明の敵に次々と襲いかかられる、危険の始まりだったって話。
なかなか面白かった。
もう「ブギーポップ外伝」って感じで、ブギーポップキャラが総登場の「オールスター夢の共演」って感じである。
これだけでも一応楽しめる作りではあるが、やはりブギーポップ既刊(ホーリィ&ゴースト)読んでた方が、より一層楽しめるわな。
それにしても、ブギーポップ以上に荒木飛呂彦なジョジョテイスト満載で、主人公ビートによるアクション&バトルが格好良い。
もちろんブギーポップキャラ総登場というのも良いね・・死神や炎の魔女は出ないですが(笑)
しかし、「カーメン」ってよくわからないな・・相変わらず抽象的な作りである・・馬鹿にはきつい。
まるで、「セクシーコマンドー外伝 すごいよマサルさん」の、「メソ・・」のようである(笑)
まあ、あまりそ自体に深い意味はなく、物語に躍動感をもたせるための、単なる舞台装置のひとつなだけかもしれないけどね・・物語作りとして、確かそういう概念があったな・・。
やっぱ、自らで見つけだした、誰かに与えられたものではない「生きようとする意志」とか「生きる意味や目的」、「存在意義」、「乗り越えるべき存在や敵」ってヤツすかね・・自己確認、自己実存、自分探しとしての、「そういう何か」。
「そういう何か」に気づかせるのが、浅倉朝子なのかもしれないなあ。
だとしたら、自分も「カーメン」を見つけないとねえ(苦笑)
まあ続刊で、明かされると良いなあ・・まあ大切なことは言葉で語ってはいかんのではありますがな・・小さい枠に収めてしまうから。
◆アリソン 全1巻4
著者(時雨沢恵一)、イラスト(黒星紅白)
というわけで、「キノの旅」の時雨沢恵一による、初の長編「アリソン」
巨大な大陸が一つだけある世界・・その大陸は二つの連邦に分けられていて、長い間戦争を繰り返していた。
その東側の連邦に暮らす学生のウィルと軍人のアリソンは、ホラ吹きで有名な老人と出会い、「宝」・・「戦争を終わらせる事ができる、それだけの価値がある宝」の話を聞く。
しかし二人の目の前で老人が誘拐されてしまい、そして二人の冒険の旅が始まることになったって話。
なかなか面白かった。
「キノの旅」と同じく、どこか古めかしい感じのする童話的世界観の中で、まるで往年の宮崎駿のような冒険活劇的な話の展開が、淡々とかつテンポ良く語られていて面白かった。
ジブリで映画にして欲しいって感じである(笑)
特に、空軍パイロットの暴走少女であるアリソンのキャラが非常に生き生きしていて魅力的で、アリソンとヴィルの二人の楽しい掛け合いが面白かった。
しかし、ちょっとのんびり屋学生であるヴィルの影が薄くなってしまったけどねえ・・題名も「アリソン」だしねえ・・。
アリソンが「肉体労働」、ヴィルが「頭脳労働」って感じだからな。
なんか「星界の紋章」のラフィールとジントを思い出しました
男の子より、女の子の方が強いってのは、やっぱ時代ですかな。
あと、オチの「宝」は、まあまあかな。
予想できていた範囲ではあったし、あれだけで戦争がそう簡単に終わるかなあ、っていのもありましたしね。
でも、躍動感ある冒険活劇を描き、解放感あるハッピーエンドへと収束させたのは、やはり良かったです。
アリソンとヴィルの未来に幸あれ。
そいや恋愛関係では、もう一押し欲しかったかな(笑)
◆こちら地球防衛軍 全1巻4
著者(さとうまきこ)
というわけで、さとうまきこの「こちら地球防衛軍」。
小学6年生の少年・明彦は、学校の休日の日に、駅の伝言板に書かれていた、「2000年10月2日に 世界は終わる」という書き込みを見つける。
そしてその日から、カウントダウンが始まるのであったって話。
なかなか面白かった。
なんでもない「日常」にやって来た、ちょっとした「非日常」。
それをきっかけにして、少年たちに訪れる小さな冒険って感じで、「引きこもり」やら「学級崩壊」などの、「今」の匂いがきちんと描かれていて、時事ネタなどもあって風化してしまうかもしれないが、それだけに臨場感や空気感があって、主人公である小学生6年生の明彦の「気持ち」が丹念に描かれていた。
自分にもこういう時代があったんだなあと、思い起こされた・・まあ、自分はもっと馬鹿だった気はするけど(笑)
◆粛正プラトニック第1巻「少女と嘘とボストン・バッグ」2
著者(秋口ぎぐる)、イラスト(たけひと)
というわけで、秋口ぎぐるによる「粛正プラトニック」の第1巻。
今巻は、北摂高校2年の少路桔平はドイツでの修学旅行の途中で、マフィアの一員である少女と出会う。
しかも桔平の悪友である竜介の暴走で、大金入りのバッグは行方不明となり、彼女は仲間から命を狙われることになるって話。
ハリウッド映画的な、事態が転がり始めてクライマックスを迎えるという、お約束の展開やネタ自体は悪くないのだが、どうも平板すぎるキャラクターや文章やイラストやらが弱過ぎで、かなりパっとしない印象であった。
特に、ライトノベルにしてはキャラクターに魅力が感じられないのは痛いな。
何と言っても、全ての元凶であり自分勝手過ぎるキャラである竜介が好きになれないなあ。
そのせいで、展開が強引でいい加減な印象が出てきてるしねえ。
「ドイツ」という異国ならではの魅力が出てないのも痛いかな。
漫画やらアニメやら映画なら、その辺り絵で表現できたりもするんだけどね。
どっちかっていうと、ビジュアル的に見せた方が良かった小説って感じでした。
◆粛正プラトニック第2巻「南国少女の海底戦艦」3
著者(秋口ぎぐる)、イラスト(たけひと)
というわけで今巻は、日本からはるか離れた南の島国に、祖父の乗っていた奇妙な戦艦「和泉」の引き上げ作業を見学にやって来た桔平達は、浅黒く日焼けした少女キキと出会う。
しかし、その南国でのおだやかな日々の中、桔平の持っている懐中時計を狙う謎の美女が現れるのであったって話。
まあまあ面白かった。
謎の戦艦「和泉」の秘密をめぐりテンポ良く話が進み、アクションなどもそれなりに派手なのは良かった。
あの和泉の秘密である「アイデア」も、ちょっとトンデモな感じではあったが面白い。
クライマックスの、お約束の宮崎駿的空中決戦も熱かったしね。
でも、スートリーの良さに比べると、やはりキャラクターの魅力が薄い。
どうも好きになれないキャラが多いしね・・特にいつもながら竜介。
あと、たけひとさんのイラストも、薄めで魅力に欠けるのはやっぱり痛い。
ライトノベルでは絵は重要だと思っているので、やはりもっと読者の想像力を喚起する魅力ある絵が欲しいところ。
なんかメカとか全然描いてないしねえ・・まあ、この頃の同人系やネット系のイラストレーターには多いんだけどね(苦笑)
相変わらず、ビジュアル向けな小説って感じでした。
◆円盤皇女ワるきゅーレ「美女の惑星☆大混戦!」3
著者(雑賀匡)、原作(介錯)、イラスト(介錯、藤井まき、イトカツ)
というわけで、原作・介錯でTVアニメ化もされた「円盤皇女ワるきゅーレ」のノベライズ。
ある日、和人達はワるきゅーレが福引で当てた宇宙温泉旅行に出発することになったのだが、またまた大騒動に巻き込まれてしまうって話。
まあまあ面白かった。
オリジナル展開のノベライズで、原作の雰囲気をなかなか表現していて、そこそこの出来って感じでした。
まあ、ノベライズだとこんなもんでしょうね(笑)
でも、挿絵のような温泉シーンがなかったのはちょっと納得いかないかも(笑)
◆レディ・スクウォッター第1巻「レディ・スクウォッター」3
著者(都築由浩)、イラスト(純珪一)
というわけで、都築由浩の「レディ・スクウォッター」
ランダル軌道運輸の新米であるアルは、難破宇宙船観光ツアーの事前調査中に、その難破船の中で、宇宙生活者スクウォッターの少女ディーと出会い、そして謎の宇宙生物「リッパー」と遭遇するって話。
なかなか面白かった。
ハリウッドのB級アクション映画的展開で、「エイリアン」と「タイタニック」を足して2で割ったような感じの、ストーリーやキャラも、非常にステロタイプなスペオペではあったが、話に大きな矛盾や破綻もなく、丁寧に描いていってるのが良かった。
まあ、お約束展開ではあったが、それぞれのドラマが微妙に絡み合い最後に終結するっていう感じはやっぱり良いね。
そこそこのSFっぽさもあったしね。
最後に船長が生きていたのはちょっと意外ではあったが(笑)
新たなるランダル軌道運輸に幸あれ。
◆レディ・スクウォッター第2巻「灼熱のロングショット」4
著者(都築由浩)、イラスト(純珪一)
というわけで今巻は、最新宇宙戦艦を占拠した一味は、ふたたび事件に巻き込まれた、アルとディーの運命はって話。
相変わらず地味な作りではあったが、非常に丁寧な作りで、SF的な雰囲気もきちんとあり、なかなか面白かった。
「クレギオン」を思い出すなあ。
前回は、謎の宇宙兵器「リッパー」で、今回が星間兵器に改造されたエネルギー搬送衛星システムである「スサノオシステム」ってアイデアはありがちではあるが、良かった。
次巻にも、期待です。
◆武官弁護士エル・ウィン第4巻「被害者はどこにいる?」3
著者(鏡貴也)、イラスト(義仲翔子)
というわけで今巻は、ウィンの元秘書にして、超迷惑美女であるサラの行動に巻き込まれたミア達は、火鳥王(フェニックス)失踪の真相について調べ始める、って話。
ネタ自体は悪くはないとは思うんだけども、なんだかとっても回りくどい話であったな。
しかも、あんまり弁護士関係ないしなあ・・ってそれはいつものことか(笑)
まあ、いつものように、ハイテンションなミアのキャラは立ってるので、それは良い感じであった。
あと、多少見え見えの感動劇っぽいところもあるが、それもこの作品の売りではあるので、良しである(笑)
◆武官弁護士エル・ウィン第5巻「法廷の魔術師と呼ばれた男」4
著者(鏡貴也)、イラスト(義仲翔子)
というわけで今巻は、ある日、ウィンのかつての同級生だった美女・ユフィがウィンの元を訪ねて来る。
そして、彼女の父である「法廷の魔術師」と呼ばれたクァトロスが殺害され、ウィン達は事件の真相を突き止めるために動き始めるって話。
今巻は、ミステリ風に話が進められて行き、やっとこメインストーリーも動き始めたようで、なかなか面白かった。
まあ、全然弁護士関係なかったり、オチとかもお約束だったりはするけど、まあそこはライトノベルだから良しとしよう(笑)
で、新キャラのユフィもなかなかいい味を出していたのだが、早々に退場は残念である。
しかし、魔法やらに秘密があったりするのは、やっぱりちょっと「スレイヤーズ」ちっくだねえ。
◆気象精霊記第6巻「お月見試験とホゴ活動」
著者(清水文化)、イラスト(七瀬葵)
というわけで今巻は、ミリィは妖精界で行われる試験に立ち会うことになり、その試験にユメミのお月見と自然環境保護団体が絡んで来て大騒動になるって話。
まあまあ面白かった。
試験などの設定は、なにげに深く描かれていて、世界観の作り込みは相変わらずしっかりしていて広がりがあり良いね。
「ファンタジー」といった感じである。
でも、やはりどうも文章などは重たい感じがして、いまいち軽さが足りない感じはするかな。
その辺りは「SF」っていう感じかもね。
で、今巻は今後の新たなる敵となりそうな「自然環境保護団体」が登場。
でも、いまいち敵としては迫力がないかな。
まあ、今後の展開に期待といった感じである。
あと、ミリィの出生の秘密もあっさり今巻は明かされました。
父親が双子だったんだねえ。
どうやらミリィは、出世街道まっしぐらなようで、その辺も期待です。
◆マーズ・アタックガール第1巻「マーズ・アタックガール!」4
著者(伊吹秀明)、イラスト(珠梨やすゆき)
というわけで、ドラゴンマガジンの増刊である「ファンタジアバトルロイヤル」で序章だけ掲載された、伊吹秀明の「マーズ・アタックガール」が、加筆修正されて文庫化。
今巻は・・巨乳エリート士官の長女・富士子、コスプレマニアの優秀な科学者の次女・鷹子を姉に持つ、末っ娘の茄子美は、ある日古代遺跡で謎の女に出会う。
彼女との出会いで超人的な力を得た茄子美は、宇宙からの侵略者と戦うことになるって話。
未来の火星という「第2の地球」が、異星人の襲来や、人の想いを形に変える遺跡や、火星を支配しようとする非合法組織や、親のつけた名前にコンプレックスを持つ少女たち等を絡めて、現代の資料などからなかなか細かく描かれていて、なかなか面白かった。
正直、まだ「序章」といった感じの内容で、火星の遺跡や宇宙人の謎やらはまだ解けてなくて、中途半端な感じは否めないのだが、その辺りは続編に希望したい所である。
キャラクターもまだそれぞれ生かしきってない感じだしね。
あと「バトルシップガール」では、アニメ的絵柄で下手くそっぽくてあまり好きでなかった珠梨やすゆきのイラストも、この「マーズ・アタックガール」のはなんか結構あっていて良い感じである。
しかし、どっちも「ガール」ものなのだな(笑)
◆ポストガール 全1巻4
著者(増子二郎)、イラスト(GASHIN)
というわけで、第1回電撃hp短編小説賞受賞作である、増子二郎の「ポストガール」
MMF108−41シルキーは、戦争により通信システムの崩壊した世界で地域へ郵送物を配達する、人型自律機械(メルクリウス)の少女だ。
彼女の中に芽生えた大切な「バグ」・・それは人の心って話。
なかなか面白かった。
正直、「キノの旅」や「ヨコハマ買い出し紀行」や「ToHeart」などのイメージがかぶるが、それらとはまた一味違った独特の世界が作られていたのが良い感じであった。
連作短編形式で描かれた、崩壊した世界でのロボットであるシルキー達の、「作られし物の悲哀」なども描かれていて、情感ある、温かくもの悲しい雰囲気が素晴らしく、どの話もなかなか良い。
あと、相変わらず電撃文庫は「ブックデザイン」自体が凝っていて、これもカラーとそれぞれの話の扉絵以外のイラストはないという上手い作りで、雰囲気をさらに盛り上げてくれている。
「小手先」とも言われるかもしれないが、こういう「演出」は好きだ。
続きが読みたい感じではあるが、できれば全13話くらいのアニメでも見てみたいねえ。
◆ロケットガール第1巻「ロケットガール」4
著者(野尻抱介)、イラスト(むっちりむうにい)
というわけで「クレギオン」を書かれていた野尻抱介さんによるスラップスティックSFコメディ「ロケットガール」
これはドラゴンマガジンに連載されていたヤツらしいです。
今巻は、ハネムーンで失踪した父親の消息を求めて、ひとりアクシオ島までやってきた女子高生・森田ゆかりは、なぜかいきなり日本出資の宇宙開発団体「ソロモン宇宙協会」で働くことになり、世界最年少の宇宙飛行士としてロケットに乗ることになるって話。
いや、面白かった。
ロケット打ち上げなどの描写が、なかなかにリアリティある科学考証により描かれており、「もしかしたらホントに女子高生がロケットに乗る日が来るかも!?」っていう「if」な感じがあって良い。
あと、まるで自分が宇宙飛行士になったかのような空気感があるのもいいんだよねえ。
でも、キャラが少々ステロ過ぎるのと、後半の展開が強引過ぎた感じはあったかな。
思いっきりアニメ絵なイラストも少し損をしてるかもしれないしねえ。
それはともかく、これからのゆかりとマツリの活躍が楽しみです。
◆ロケットガール第2巻「天使は結果オーライ」5
著者(野尻抱介)、イラスト(むっちりむうにい)
というわけで、ロケットガ−ルの第2巻。
今巻から仕切り直しってことで、イラストが前巻のOVA「Aika」のキャラデザなどをやられていた山内則康さんから、むっちりむうにいさんに変更。
別にむっちりむうにいさんが嫌いな訳ではないが、やはり途中からイラストレーターとかが変わるとちょっと困る。
今まで想像していた絵と違う絵で想像しなきゃいけないから、慣れるのに時間がかかるんだよね(苦笑)
「ライトノベルは絵だねえ」という言葉もあるように(ホントか)、ライトノベルにおいては絵は重要だからね。
しかも、アニメ絵だった山内さんとは対局な、漫画絵のむっちりさんだからねえ。
まあ慣れるしかないわな。
でもって今回は、ゆかり、マツリに続く第3のロケットガール、三浦茜登場。
偶然母校であったネリ女に不時着したゆかりとマツリは、天才少女・茜と出会う。
そしてゆかりにSSAへと誘われた茜は、宇宙飛行士のテストを受けてなんとか合格する。
で、茜は初の宇宙飛行で、事故により発射できなくなったNASAの冥王星探査機オルフェウスをNASAの宇宙飛行士たちと共に救出するって話。
で、今巻から登場の三浦茜はいい感じである。
戦隊的にいうなら、勝ち気なゆかりがレッド(赤)で、おちゃらけなマツリがイエロー(黄)、で沈着冷静な茜がブルー(青)って感じであろう。
セラムン的に言えば、ゆかりが火野レイで、マツリが月野うさぎで、茜が水野亜美って感じかな。
あと、仲裁役のグリーン(木野まこと)と、アイドル系のピンク(愛野美奈子)がいれば、見事に宇宙戦隊ロケットガールズのできあがりである(爆)
まあ、それはともかくなかなかにバランスのいいキャラ構成になって良い感じである・・お約束な構成ではありますが。
勝ち気で意地っ張りなゆかりとは対極な、心優しく優等生で努力家な茜のキャラが、話にいいアクセントをつけている。
前巻は、キャラ的広がりはそれほどなかったからねえ。
で、宇宙研での宮本教授とのやり取りとか、スペースシャトル・アトランティスでのやり取りとかが良かった。
特にオレアリー博士との会話の所と、冥王星探査機オルフェウスを助ける決意をするところの、
「ゆかり、私・・どうしても、オルフェウスを助けたい!」の所が良かったねえ。
もちろん茜だけでなく、ゆかりのNASAの宇宙飛行士たちとの小さな対立と和解、そしていつものごとく非常に空気感、日常感があり考証などがされている宇宙描写や、オルフェウス救出ミッションにおけるみんなの一体感とかも良かった。
でもしかし、「それゆけ宇宙戦艦!ヤマモトヨーコ」とかもそうだけど、夢のような競争率を勝ち残り、血のにじむような訓練を受けたプロフェッショナルである熟練の宇宙飛行士達が、技術的格差などがあるとはいえ、この前までど素人であった(優秀で才能はあるけども)一介の女子高生に軽くあしらわれて劣って描かれるのは、痛快とはいえ、ちと不快でもあるかな。
「努力とか真面目さ」とかそういうものが、「運や才能」というものの前にはまったく太刀打ちできないような感じがするからね。
いやまあ考え過ぎではあるけどね。
一応きちっと、「プロ」に対しての敬意も払ってるしねえ。
まあ漫画とかアニメとかもそうだが、こういうものではある程度「そういう風」に描かないと、そもそもお話しがなりたたないからねえ。
プロを愚鈍に描き、アマが運と才能でプロを翻弄するのは常套手段だし、痛快でカタルシスもあるからね。
実際にはなかなか「アマはプロには勝てない」だろうしねえ。
そういう感じで描かないと、子供がロボットに乗って戦ったり、世界の平和を救ったりはできないからなあ(爆)
まあそれはともかく、3人となったロケットガールズの今後が楽しみです。
◆ロケットガール第3巻「私と月につきあって」5
著者(野尻抱介)、イラスト(むっちりむうにい)
というわけで今巻は、ゆかり達ロケットガールズは、フランスとの共同ミッション、月旅行の訓練のためにギアナへと向かうって話。
うむ、面白かった。
正直、ゆかり達SSAチームを乗せるために、フランス娘っ子達が自己管理のなってない妊娠合戦を行うアホぶりには結構萎えたりはしたのですが(ちゃんと避妊しろよ!)、それ以外は、様々なお約束のアクシデントや苦難に見舞われながらも、それらにめげずに前向きに協力しあいぶつかりあい、月という近くて遠い星を目指すゆかり達の頑張りが大感動でした。
「月面到達」という宇宙開発的偉業が、相変わらず非常に空気感のある緻密かつ正確な描写で描かれていて、まるで自分が月に行ったかのような感覚になる所が良いですな。
特に、犬猿の仲であったゆかりとソランジュが、茜達のサポートを受けながら月面から脱出する辺りは白眉。
やはり、人類の未来は宇宙ですな。
◆まぶらほ短編第4巻「〜ゆうれいの巻・した〜」3
著者(築地俊彦)、イラスト(駒都え〜じ)
というわけで、ついにアニメ化も決定した、まぶらほの短編集第4巻「〜ゆうれいの巻・した」
今巻は、最後の塵を手にいれれば人間へと戻れることになった和樹は、身体を取り戻せば記憶は永遠に失われることを知ることになるって話。
「ゆうれいの巻」最終章。
一応、感動のクライマックスでもあり、多分、2クールほどのアニメ化をするならここがラストになるであろう所である。
まあ正直、ハーレムもののお約束として、主人公である和樹のことを夕菜たちがなぜにそれほど好きなのかがいまいち理解できなかったりするせいか、彼女らの悲しみに、あまり感情移入はできないのであるが、なかなかの盛り上がりではあったのではないかと思う。
アニメ化した時に、その辺りの盛り上がりには期待である(笑)
っていうかこのネタって、「満月をさがして」のタクトのネタとメチャクチャかぶってるなあ(笑)
つうか、どっちかっていうと、B組暴走と、舞穂初登場の番外編の方が面白いかもしれないな(笑)
まあそれはともかく、ついにお約束のドラマガメディア戦略のアニメ化である。
「こつえ〜のおまけ」とか「所詮、イラストだけ」とか「核爆地雷」とか言われ続けながらもここまで来ました。
確かに、文章力があまりないせいか、それほど面白くはなかったりはするんだけども、「ラブひな」のようなお約束ハーレム展開と、「うる星やつら」のようなB組の極悪非道ぶり、コアでマニアックなネタ、夕菜の暴走「キシャー」(まだこれからだが)ぶりを表現できれば、結構イケるのではないかと思ったりします。
ネタ的にはお約束だけど、それほど悪くないからね。
なにより、駒都え〜じの絵をアニメでいかに再現できるかにかかっているでしょうなあ。
まあなにはともあれ、結構楽しみです。
ちなみに、次にアニメにするなら「EME」と「気象精霊記」がいいっすね〜。
◆十二国記第1巻「月の影 影の海(上)」4
著者(小野不由美)、イラスト(山田章博)
というわけで、NHK衛星でもアニメ化され、結構な人気でもあるらしい小野不由美の「十二国記」の第1巻。
今巻は、普通の女子高生であった中嶋陽子は、ある日ケイキと名乗る男につれ去られ、そして見知らぬ異界へと呼ばれることになるって話。
「不思議遊戯」などと同じようなお約束の東洋風異世界ファンタジーな話で、文章も上手く、異世界へと連れ込まれた陽子の視点により少しづつその世界のことがわかり始める、というお約束の展開で、なかなか面白かった。
なかなか面白かったのではあるが、何というか暗いとういか、重いというか、一言で言えば・・「酷い話」(笑)
突如、日常から非日常な異世界へとつれ去られた陽子に、これでもかと試練や逆境がやって来て、裏切りに継ぐ、裏切りに継ぐ、裏切りに継ぐ、裏切り(笑)
何もそこまでせんではいいのではないかと言うぐらい、酷い目に会い、現実世界でも異世界でも、どこにも居場所がなくなり、傷つき倒れるという、もう主人公の陽子が可哀想すぎる展開に涙。
ほとんど、往年の名作劇場主人公のよう。
なんか、これまた主人公が酷い目に会い続ける「卵王子カイルロッドの試練」を思い出しました。
普通、異世界ファンタジーものなら、たいていは早めに主人公を助ける存在が出てくるんだけども、なかなか出てこないもんなあ。
なんか人間不信になりそうな感じである(笑)
まあでも、文章表現も上手く、山田章博のイラストもメチャクチャ上手いので、続きが楽しみではあります。
◆十二国記第2巻「月の影 影の海(下)」5
著者(小野不由美)、イラスト(山田章博)
というわけで、「十二国記」の第2巻。
今巻は、妖魔からの襲撃に傷つき倒れた陽子は、ネズミ姿の楽俊と出会い、手当を受ける。
そして、陽子はたびの果てに、自分がこの異界に呼び込まれた真相を知ることになるって話。
うむ、面白かった。
なんか初っ端は、「すさんだねえ・・」(カマリア・レイ)とガンダムのアムロ・レイ状態な陽子が悲しかったりもしたのだが、心優しきネズミ野郎・楽俊との出会いと和解によって、真の強さと優しさをみにつけるくだりでは、前巻の怒涛のような試練と逆境と裏切りの嵐はこのためにあったのだと、なんだか報われた気分になり、やっぱり感動(笑)
っていうか、いい味だしまくりの楽俊良いヤツだなあ・・基本はネズミだけど(笑)
まあ、前半で落とすだけ落として、後半で持ち上げるだけ持ち上げるのは、手だけど上手いね。
で、陽子が異界へと連れられた真相もわかり、なかなかの怒涛の展開で、今までの謎やらが解明されるくだりはやはり小気味よく、陽子の成長などもあってか面白かった。
「星界の紋章」などと同じく、細部まで作り込まれた設定なども世界観に重みを持たせて良いね。
まあ、少々「出来過ぎ」な世界であって、なんか作られた世界ってイメージがあるのも確かなんだけどね。
とまあ最後には王になってしまった陽子なのであるが、なんかここで完結してもおかしくないような気分ではあるが、まだ物語は始まったばかりのようである。
この物語が「三国志」や「グインサーガ」のような、壮大な物語をいかに見せてくれるか、今後が楽しみである。
◆十二国記第3巻「風の海 迷宮の岸(上)」4
◆十二国記第4巻「月の影 迷宮の岸(下)」4
著者(小野不由美)、イラスト(山田章博)
というわけで今巻は、十二国記の第2作目で、蓬莱で人として生まれ育った麒麟である少年は、ある日戴国の王を選ぶために連れ戻され、秦麒として生きることとなるって話。
王であたった少女・陽子と同じく、今度は麒麟であった少年・秦麒の話。
なんか、陽子やネズミの話が全然なくてちょっとガッカリではあったのだが、なかなか面白かった。
「三国志」と同じく、「十二国」の話であり、こういう感じで世界を掘り下げていくのだな。
相変わらず文章は巧みで、その世界観の深さや、キャラ描写の上手さは流石である。
なんか「グインサーガ」のミアイル公子並に幸薄そうな秦麒は、絶対最後は不幸になるだろうと思ってたのだが、意外にハッピーエンドだったのは、ちと驚いた・・まあ、今後何があるかはわからないけどね。
それにしても、王とか麒麟とか、やっぱ「三国志」やら「グインサーガ」とかと同じく、身分の高い人のお話ばっかなのな。
まあ、一応元は現実世界での一般人ではあるのだけど。
あと、前巻はいいとこなしだった景麒が、意外に出番が多く、大活躍だったのはなかなか良かった。
ジグソーパズルのように、他のキャラとかとの関連が生まれて、世界が埋まっていく感じなのだな。
◆十二国記第5巻「東の海神、西の滄海」3
著者(小野不由美)、イラスト(山田章博)
というわけで今巻は、十二国記の第3作目で、かつて暴君によって廃墟となった雁国の麒麟である六太は、かつて出会った妖獣を親に持つ更夜と再会するって話。
1作目が王になる陽子の話で、2作目が麒麟となった秦麒の話、そしてこの3作目が王と麒麟となった尚隆と六太の話って感じで、構成的にはわかりやすくて、なかなか良いね。
それゆえに話もでかくなってきて、本格的に国やら民の話になってきて、歴史小説っぽくなってきたな。
でも、歴史小説っぽく見えながらも、結局はキャラクターのドラマ重視のヒロイックファンタジーって感じで、勧善懲悪になってしまったのはちと残念かも。
善玉っぽいのが悪玉にとか、悪玉っぽいのが善玉にってのはお約束だからねえ。
本物の戦争ってのは、双方に正義があり、悪もあったりするから。
まあ、それゆえにラスト辺りの大逆転は爽快ではあったんだけどね。
で、延王である尚隆は、なんとはなしに織田信長を思わせる天衣無縫ぶりを思わせて格好良い。
「グインサーガ」のイシュトバーンとか、「ロードス島戦記」のカシューとか、ああいうキャラはイかすよね。
それにしても、陽子にしろ、秦麒にしろ、尚隆・六太にしろ、やっぱ現実世界生まれが主人公ばっかだな。
まあ、そっちの方が距離感が縮まって、親近感が湧いて感情移入はしやすいけどね。
でも、「現実世界生まれは特別」とかの選民意識が出たり、その異世界自体のリアリティがなくなったりと、そういう弊害が「異世界もの」にはあるよな。
あと、十二国のあの「社会システム」も、面白いけども、なんか結構不安定だわな。
まあその完璧でないところに、ドラマが生まれるんだろうけどね。
今回なんかは、その「システム」に対する懐疑かと思ったんだが、なんか結局はシステムの方が勝ってしまったのは、ちと残念かもしんない。
◆ワンピ「大海原にひらけ!でっかいでっカイ父の夢!」5
脚本(菅良幸)、絵コンテ・演出(境宗久)、作画監督(井手武生)
というわけで今回は、ある島へとたどり着いたルフィ達は、アマンダ(川上とも子)という少女を連れた謎の親子連れと出会うって話。
スペシャルによるオリジナル中編話。
オリジナル話は、あまり出来がよくないことも多いのだが、これは面白かった。
まさしく脚本・演出・作画とがバランスよくコラブレートされていて、味のある細かい演出やら、ど派手なアクションやら、それぞれ見せ場のある生き生きしたキャラやら、バトルや話のネタ、最後のオチに至るまで、上手い。
しかも、これまた結構泣かせるんだよなあ。
特に、今回はサンジがいい。
演出は、やっぱりって感じで、ワンピスタッフでは頭ひとつ良い演出をする境宗久。
相変わらず、今回のクライマックスの貝のお化け、超巨大な真珠出現、そしてアマンダの叫びに至るまで、音楽の使い方とか「ドラム島の桜」と同じパターンではあるのだが、やっぱ上手いもんは、上手い(笑)
特に背景動画を使った回り込み作画で見せるラストのアマンダと真珠のカットが最高・・抜群の爽快感。
他にも、キャラを生かしたいい演出するんだよなあ。
いや、良い話見させていただきました。
で、次回は本編に戻っておやっさんがピンチって話。
◆ワンダバスタイル第1話「プロジェクト始動」4
脚本(滝晃一)、絵コンテ・演出(高本宣弘)、作画監督(原将治)
というわけで、「妄想科学シリーズ ワンダバスタイル」
スタッフは、原作・シリーズ構成に六月十三、キャラクター原案にごとP、キャラクターデザインに原将治
、メカニックデザインに中北晃二、のりものデザインに宮尾岳、監督に高本宣弘、アニメ制作にティー・ネヌ・ケイ、企画原作に有栖川ケイ・ファンダーファームといった構成。
で、今回は売れないアイドルグループでミックスジュースが、天才科学者・九十九科学の手によって、月面コンサートを目指すって話。
あ、なんか結構ツボに入ったかも(笑)
内容は、テンションど高めの押せ押せでノリノリなパワータイプの不条理ギャグアニメで、正直、乗れなければ視聴者が置いていかれかねない危険性もかなりはらんでいるのだが、個人的にはあのハチャメチャでハイテンションでエキセントリックな、ちょっぴり海外アニメノリツッコミな雰囲気が気に入った(笑)
なんか、永野のりこの漫画を思い出す。
1話だからだけども、キャラの絵が結構可愛いのも良いね・・ごとPはあんまよくは知らないんだけどもね。
まあ、かなり人を選びそうな内容だよな・・ついて行けない人にはまったくついて行け無さそう(笑)
しっかし、いきなりアフロが大暴走なんで、ワタナベシンイチかと思ったが、なんか関係無さそう。
OP・EDの作曲、かまやつひろしなんだ・・そういやどことなく古臭い雰囲気もあるね(笑)
所々、パロディもあるみたいだし。
しっかし、「ハンドメイド・メイ」や「ジオンライダース」といい、こういうネタ好きなスタッフだなあ(笑)
で次回は、H2CO3(炭酸水素水)で逝っちゃいます。
基本姿勢(笑)
◆ワンダバスタイル第2話「H2CO3にカンパイ!」5
脚本(滝晃一)、絵コンテ(高本宣弘)、演出(久保太郎)、作画監督(藤井まき)
私を月まで連れてって!by竹宮恵子
というわけで今回は、H2CO3を使った炭酸ロケットで月を目指すミックスジュースって話。
お、おもろい・・やっぱおもろいわ、これ(笑)
まさしく「妄想科学」で「ワンダバ」って感じで、H2CO3(炭酸水素水)を使うロケットという「妄想科学」なトンデモネタを、非常に「ワンダバ」なトンデモ発進シークエンスで、テンポ良いアッパーギャグを交えて、きちんと描いている。
ジュール・ヴェルヌも野尻抱介もびっくりな内容(笑)
しかも今回は、前回よりもさらにキレの良いテンポある演出と、相変わらず整った作画で、面白さ倍増!
しかもキクちゃん(実は人工衛星)もさらに可愛く、ミックスジュースの馬鹿っぷりも極まって、かなり良い感じ。
アホだ、アホなアニメだ(笑)
毎回、こういうトンデモでアホな感じで月まで目指すのだな・・楽しみだ。
で、次回は成層圏で歌おう!
◆デジキャラ第1話
「でじこだにょ」4
「ぷちこと一緒かにょ?」4
脚本(池田眞美子)、絵コンテ(桜井弘明)、演出(井上英紀)、作画監督(飯島秀一)
脚本(池田眞美子)、絵コンテ(桜井弘明)、演出(井上英紀)、作画監督(阿部純子)
ギャラクシーエンジェルのない日曜日・・。
というわけで、ギャラクシーエンジェルに引き続きブロッコリー(頑張れ!)の最大の砦である「デ・ジ・キャラット」がついに連載TVアニメ化して、「デ・ジ・キャラットにょ」として復活。
スタッフは、アニメ制作はマッドハウス、キャラクター原案はコゲどんぼ、キャラクターデザインは山川吉樹、シリーズ構成は池田眞美子、設定協力は長濱博史・大場小ゆり、監督は桜井弘明って構成。
で、今回はデジキャラット星から、でじこ(真田あさみ)とぷちこ(沢城みゆき)がやって来るって・・スペシャルと同じ話。
なんか、ガキ向けにでじこを展開して行くという話を聞いていたので、「ぱにょでじ」のように丸くなって登場するかと思いきや、ブラックさは薄まったとはいえ、スペシャルの時と同じく桜井演出炸裂のでじこワールド全開!(笑)
「ギャラクシーエンジェル」と同じく飛ばした感じで、いきなりの大嘘OP(笑)から入っての、適当で不条理ででたらめな世界観が良い感じであった。
「ギャラクシーエンジェル」の後釜として、結構楽しめそうな感じである。
しかし、唐突に玩具系の宣伝描写があって、なんかあれは結構笑えるな。
そのうち、「ギャラクシーエンジェル」にも、そういう展開があっての復活があったりして・・ノーマッドのぬいぐるみが出たりとか、ってそれはあるか(笑)
ちゅうか、これって子供が楽しめるのかな・・いや案外いけるのかもな。
スペシャルの方も子供に結構人気があったらしいからなあ。
一種の「ファンタジー」だと思えば、「おじゃる丸」みたいなもんだしね(そうか?)
それにしても、なんかうさだの名前が「あかり」になっていたり(本家に考慮?)、なぜか「らんま1/2」のEDだった「EQUALロマンス」がかかったり(桜井監督の趣味?)と、なんか謎なことも多かったな(笑)
つうか、デジャブーしまくり(笑)
まあ、日曜日の楽しみができて、良かった良かった。
で、次回はうさだ登場。
◆デジキャラ第2話
「なぞのケータイにょ」3
「ラ・ビ・アン・ローズと呼ばないにょ」3
脚本(池田眞美子)、絵コンテ(玉川真人)、演出(石倉賢一)、作画監督(中原清隆)
脚本(池田眞美子)、絵コンテ(山川吉樹)、演出(高田ケイ子)、作画監督(藤井真澄)
というわけで今回は、でじこが無くなったポシェットを探し、うさだと出会うって話。
あれ、結構意外に乗れないかも(苦笑)
まあ話らしい話は無くて、演出のテンポとキャラの可愛さを楽しむアニメだからなあ。
なんかキャラがドタバタしてるだけで、あんまり感情移入ができない感じ。
演出作画自体は悪くなかったとは思うんだけどねえ。
なかなかGAみたいにはいかないわな(苦笑)
ギャグアニメは難しいね。
で、ついにやラ・ビ・アン・ローズことうさだヒカル登場。
良かった、ちゃんと「ヒカル」だった(笑)
「あかり」ってのは、うさだの姉とかそういうのかもしれないな。
で、次回はお菓子とプリンセス。
◆カレイドスター第1話「初めての!すごい!ステージ」4
脚本(吉田玲子)、絵コンテ・演出(佐藤順一)、作画監督(渡辺はじめ、追崎史敏)、演出補佐(平池芳正)
トップによっきゅんコーナーが・・。
というわけで、ホリプロが絡みでやっているらしいアニメ、「カレイドスター」
スタッフは、アニメ制作はGONZO、原案・監督が佐藤順一、シリーズ構成は吉田玲子、キャラデザは渡辺はじめ・追崎史敏といった構成。
で、今回は、サーカスにドラマとマジックをミックスした世界的に大人気のエンターテイメントショウであるカレイドステージ。
そのカレイドステージに憧れて渡米した苗木野そら(広橋涼)は、オーディンションに遅れてしまうって話。
懐かしのテレ東のアイドルものやら、魔女っ娘ものやらを思い出させる展開で、腐っても佐藤順一のテンポ良い演出と、細かい仕草なども描かれた丁寧な作画で、キャラが生き生きとしていて、なかなか面白かった。
なんつうか、美内すずえの舞台漫画「ガラスの仮面」やら、克亜樹のステージ漫画「SHOW」も思い出した。
正直、1話ではその「すごさ」がわからなかったのだが、サーカスにドラマとマジックをミックスした、世界的に大人気のエンターテイメントショウ「カレイドステージ」という、新しいジャンルを軸にして、どうのような世界やらを見せてくれるかが、今後の期待である。
「カレイドステージ」の、描き込みいかんで、傑作になる可能性高し。
「でた!、虹の乱舞!!・・今、彼女は光の妖精となった!!!」(うろ覚え)
みたいな展開希望(笑)
まあ、基本は「スポ根」であろうから、涙と努力な展開も楽しみである。
で、次回はそらがゴールデンフェニックスに挑戦。
翼は夢、そして空へ。
◆カレイド第2話「孤独な すごい チャレンジ」3
脚本(吉田玲子)、絵コンテ・演出(平池芳正)、作画監督(高木信一郎)
というわけで今回は、ゴールデンフェニックスに挑戦することになる空って話。
お約束の、スポ根展開である「挑戦」「失敗」そして「友情」。
流石に第1話に比べると演出作画のテンポには欠けるが、そつなく描いているのは良いね。
でも、友情話はもうちょっと溜めがあっても良かったかもしれない・・ちょっと展開が早いかな。
あと、子安武人演じるエロ妖精がなかなかにいい味を出していて良いね。
それぞれのキャラも良さげなんで、今後の活躍に期待。
それにしても、バレエの練習シーンを見てると、今にも猫先生が「結婚してもらいます!」と言ってでてきそうな感じである(笑)・・というか若干チュチュの雰囲気があるな、やっぱ。
で、次回はキャンディ売りをする空。
◆ポトリス第1話「ダ−クシティ最期の戦い!」4
脚本(藤田伸三)、絵コンテ(鴨野彰)、演出(NamJongSik)、作画監督(HongYouMi、KwuanHaaJae)
というわけで、韓国の人気オンラインゲームを基にした、日韓共同制作ののロールプレイングファンタジー「無限戦記ポトリス」
スタッフは、シリーズディレクターは飯岡順一、シリーズ構成は藤田伸三、キャラクターデザインは高谷浩利・YoonSeokHo、アニメ制作はサンライズって構成。
今回は、ダークポトリスがポトリスワールドの支配を企んでいた、そこで戦うポトリスナイト達。
そこに、時空破壊砲の影響で、人間の少年ストレンジャーが現れるって話。
なんか、意外に出来がよくきっちり作られていて、結構面白かった。
正直、日韓共同って感じで期待などしてなかったのだが、演出作画は結構しっかりしてるんだよなあ。
韓国、この頃侮りがたいよな・・それとも、流石はサンライズという所か。
この作画が、マシンロボのロボ描写に欲しかったなあ(笑)
で、ネタ自体は脚本が藤田伸三で「ダイガンダー」っぽい感じなんだが、あっちより演出作画レベルは段違いで上(笑)
話も、いきなりクラマックスって感じで結構燃える。
まあ欠点をあげるなら「人間がほとんどいない」っとこか(笑)
自分は基本的に人間の話が好きなんで、ロボどもの話はあんまり興味ないんだよなあ(苦笑)
主人公の少年・ストレンジャーも、なんか顔が怖いし(笑)
まあ、日本でも韓国でも放送できるように、ある程度無国籍にしてるせいなのもあるかもしれないけどね。
まあ、出来が良くても好みじゃないのはちと辛いなあ・・萌えっ娘の一人もいないし(そこか!)
で、次回は黒魔龍が登場って話。
◆ポトリス第3話「鉱山の決闘!」3
脚本(藤田伸三)、絵コンテ(香川豊)、演出(KimSungHoon)、作画監督(HongYouMi、KwonHeeJae)
というわけで今回は、カロスが守る鉱山を守るポトリスナイトって話。
やっぱ、意外に出来が良いんだよね。
演出・作画ときっちりしてるなあ。
でも、やはり人間が少ないからなあ・・せめてギャルがあと一人いれば(笑)
それにしても、タカラもこのぐらいアニメに力を入れて欲しいよね(笑)
バンダイは何だかんだと流石だよなあ。
で、次回はキャノンとの出会い。
◆成恵の世界第1話「ボクの彼女は宇宙人」3
脚本(杉谷祐)、絵コンテ(森田浩光)、演出(迫井政行)、作画監督(高橋美香)
というわけで、月刊少年エース連載中の、丸川トモヒロ原作の「成恵の世界」がついにアニメ化。
スタッフは、アニメ制作はスタジオライブ、総監督は芦田豊雄、監督は森田浩光、シリーズ構成は杉谷祐、キャラクターデザインは平山貴章、って感じである。
で、今回は気弱だが心優しい中学2年生の和人は、クラスでちょっと浮いた存在の成恵に一目ぼれしてつき合うことなるって話。
まあまあ面白かった。
自分はこの漫画はちゃんとは読んではないのだが、どうやら「お茶の間ラブコメSF」って感じで、お約束の「落ちもの」とは違った、地球人・和人と宇宙人・成恵のラブストーリーって感じのようである、一応。
まあ、「落ちもの」のお約束である、間すっ飛ばしてなぜか女の子が主人公にラブラブであるという展開ではなく、主人公がヒロインに惚れるという少年漫画的ラブコメの王道があるだけでもいまどき珍しいので、ちょっと好感が持てる(笑)
まあ、いきなりラブラブ相思相愛ではあるんだけどね(苦笑)
で、今後は普通の中学生・和人と、宇宙人でちょっと変わってる成恵とのドタバタラブコメが繰り広げられるのであろうので、その辺りを期待です。
そういや「成恵の世界」っていうのは、「非(ナル)Aの世界」(A・E・ヴァン・ヴォクト)というSF小説かららしいのだけど、まあよくは知らないです。
で、次回は初めてのデート。
あっなたの胸に〜、直撃よ!
◆成恵の世界第2話「はじめてのデート」3
脚本(江夏由結)、絵コンテ(佐藤雄三)、演出(岡崎幸男)、作画監督(渡辺和夫)
というわけで今回は、和人と成恵が初デートするって話。
嬉しい恥ずかし初デーとっていう初々しさは良いのだが、なんつうかまあ、普通のアニメだなあ、と。
まったりとして、ほのぼので、古き良き少年漫画のような、王道で正当派な、そんな雰囲気。
破綻もないけど、可もなく不可もなくだなあ。
もうちょっとこう、はっちゃけが欲しいかも。
で、次回は成恵が和人の家に。
◆成恵の世界第3話「二人の秘密基地」3
脚本(杉谷祐)、絵コンテ・演出(宍戸淳)、作画監督(柳野龍男)
というわけで今回は、和人の家に行く、成恵って話。
和人ってアニオタなんだ・・なんだか痛い、とっても痛い、狂おしいほど痛い・・。
まあそれはともかく、お約束の家庭訪問。
相変わらず淡々と、まったりと描かれるアニメだな。
和人のあわてふためきぶりやら、家族の興味津々な対応と言い、まあまっとうで王道な展開。
正しい作りがゆえに、やっぱ普通な感じだなあ。
で、どうやら成恵達の地球滞在は、監察局とやらからはあまり喜ばしいことではないらしい。
多分、惑星「日本」っていうのも関係しているのであろうな。
まあ、その辺りは今後に期待か。
そいや、「魔法少女3号ちゃん」ってちょっと見たいね(笑)
で、次回は成恵の年下のお姉ちゃん登場。
◆ポケアド「ハギ老人とキャモメのピーコちゃん!」3
脚本(藤田伸三)、絵コンテ(よこた和)、演出(大野繁)、作画監督(徳田夢之介)
というわけで今回は、ハギ老人とキャモメのピーコちゃんと出会うサトシ達って話。
アクア団は、なかなか悪そうで良い感じである。
で、次回はサメハダーで水着のハルカがピンチ。
◆ポケアド「脱出!サメハダーの島!!」3
脚本(松井亜弥)、絵コンテ・演出(須藤典彦)、作画監督(志村泉)
新ED登場・・はやいな・・そういや、OPもちょっと変わったかな?
というわけで今回は、サメハダーのいる島にやって来るサトシ達って話。
なんだちょっぴり「ジョーズ」な話。
ハルカの水着姿が2回も見れて良かった(笑)
で、次回はサーフィン野郎と対決。
◆アバレ第7話「アバレ赤ちゃん爆竜」4
脚本(荒川稔久)、アクション監督(竹田道弘)、監督(小中肇)
変則的なサブタイの入り方いいなあ。
というわけで今回は、アスカがやっとブラックに変身って話。
相変わらずパワフルだな〜。
荒川脚本って、武上純希と同じくパワフル系で豪快な脚本なんだけど、なぜか面白いんだよな(笑)
なんでだろ〜♪
とまあそれはともかく、相変わらずパワフルな話で、「磁石のNになっちゃったのね〜」と叫びながら、シドニー、モスクワ、名古屋(笑)に吹っ飛ばされる豪快さが素敵です。
しかもそれでいながら、それが伏線となり、「空気との摩擦と断熱圧縮で」というリアルっぽさとのアンバランスさが笑える。
でも、やはりトンデモでも、その「伏線」や、倒すための「ギミック」のあるなしが、武上脚本との違いかもしれないなあ。
しかし、「俺、アラスカでシャケ取ったことあるんだ」の唐突ぶりは笑えた(笑)
やっぱ、荒川脚本って、ちょっと馬鹿でマジなのが良いんだよなあ・・いや、武上純希や井上敏樹と一緒なんだけど、なんか憎めないんだよな。
で、やっとこアスカがアバレブラックに変身。
どうやらジャンヌとも、なかなかに濃いドラマがありそうで、今後の展開が楽しみである。
つうか、あの頬の爪を合わせると、心を覗けることができるという設定は、結構濃くて、エロくて良いね。
で、次回は、やっとこブラック大活躍?
なんか、レッドの話が少ないよ〜(笑)
◆アバレンジャー第8話「アバレブラックこの一発!」5
脚本(荒川稔久)、アクション監督(竹田道弘)、監督(小中肇)
番組が違う・・(笑)
というわけで今回は、子供たちのヒーローであるギャラクシアンイグレックが本当に現れって話。
荒川脚本はアホだなあ(笑)
でも、アホでありながら、ネタやドラマが凝ってるのがいいんだよな。
今回も、アスカ復活が熱く格好良く描かれていて素晴らしい・・つうか、ブラック強すぎ!・・人型モードで巨大怪人倒すなよ!!(笑)
もしかして、戦隊史上初?
しかも、
「これからも夢を裏切られることはたくさんあると思う、それでも夢を追い続けられる子になって欲しいから」
っていう落とし方が泣かすんだよなあ。
それにしても、ギガノイドはその名のとおり最初からデカイようである(第2番「英雄」っていう名前のつけかたが上手いね)
面白いなあ・・話作るの大変そうだけど(笑)
で、次回はやっとこレッドこと凌駕の話。
◆アバレ第9話「目覚めよ!アバレサバイバー」3
脚本(前川淳)、アクション監督(竹田道弘)、監督(諸田敏
というわけで今回は、異世界に飛ばされる凌駕って話。
やっとでの凌駕話・・凌駕ってアウトドアで感覚系なのな(笑)
なんか、すげえ天然だ。
3人共やっぱ、変わってるなあ。
で、今回はバキケロサウルスとの初合体。
やっぱ、この頃お約束の腕付け替えシステムなのだな。
ガオレンジャーと同じく、結構爆竜出そうな感じだなあ。
で、次回は大リーガー登場。
◆ナージャ「悩める天才ピアニスト!」3
脚本(金春智子)、絵コンテ・演出(矢部秋則)、作画監督(青山充)
というわけで今回は、悩める天才ピアニスト・レオナルド(鈴村健一)と出会うナージャって話。
なんつうか、ナージャってホントに男と出会いまくりだなあ(笑)
で、今回は悩める天才ピアニスト・レオナルドとの出会い。
まあなんつうか、普通(笑)
でも、色々な人との出会いと別れがナージャを成長させ、恋の行方やら、母親との再会とやらの流れはできてきたので、まあ今後の展開に期待だな。
で、次回は想い出のオルゴール。
◆ナージャ「ふたつの想い出オルゴール」4
脚本(K・Y・グリーン)、絵コンテ・演出(中尾幸彦)、作画監督(稲上晃)
というわけで今回は、休日にナージャ達は蚤の市にでかけるって話。
地味だけど、なかなか良い話であった。
キャラもそれぞれ少しづつ立ち始めて、なかなか生き生きしてきたしね。
で、ナージャの母親のオルゴールと、母親本人が登場。
相変わらず「溜め」とかなく、早くもネタばれ展開なのだなあ。
もうちょっと引っ張っても良いとは思うのだけど、多分会いそうで会えない、すれ違い路線で行くってことなんだろうな。
なんか、母親の想い出の品が、どんどんアイテムのように増えて行きそうで、ちょっと怖いな(笑)
それにしても、イギリスにいるはずのハービィが当然のようにパリにいることのフォローとかはないのだろうか?(笑)
で、次回はオリバーとの再会・・相変わらずナージャもてもて(笑)。
最後のアイキャッチ、良いなあ。
◆ナージャ「危機一髪!!パリの告白」3
脚本(ルージュ・ドゥ・ルーン)、絵コンテ・演出(岡佳広)、作画監督(生田目康裕)
というわけで今回は、ナージャは孤児院の友達オリバー(橘U子)と再会し、黒服の男たちに追いかけられるって話。
久々に出てきた、ナージャ追っかけられネタ。
「母親探し」と「謎(じゃないけど)の追っ手」ってのはこの物語の縦糸だからね、やっとかないと忘れてしまう。
まあ、どれみの時の縦糸の時よりは、違和感もおかしさもないかな・・面白みもあまりないけど。
つうか、ナージャの縦糸の上の両方とも、結構ネタばらしはされてるんだよな。
謎と秘密で引っ張る昨今、結構珍しいかもしれない。
案外、黒薔薇と貴公子の彼の話も、早めにネタばれがあるかもね。
個人的には、もうちっとこのアニメには溜め欲しい所なんだけどねえ。
しかし今回は、なんだかホントに「ラピュタ」っぽくて、親方の服破りは笑った。
やっぱりアレはわざとなのだろうか?
で、相変わらずもてもてな、ナージャ(笑)
西洋版小竹のような、オリバーも再登場。
なんか、行く町行く町で、恋の花を(一方的に)咲かせてるな、ナージャは(笑)
もてもて人生は、女の子のロマンだな(笑)
で、次回は忘れられてなかった(笑)宝探し話。
馬鹿話っぽいな・・期待。
◆トランスフォーマー第12話「理由(いきさつ)prehistory」3
脚本(外池省二)、絵コンテ・演出(大西景介)、作画監督(桜井木ノ実、桑原周枝)
というわけで今回は、コンボイによって語られるマイクロンの過去って話。
やっとこ語られる、マイクロン達の過去。
なかなか燃える感じで良いね。
最後に逃げることでなく、自らのために戦うことを選ぶってのが燃える。
子供達も良い子だしねえ。
やっぱ、話は結構悪くないんだよな・・。
で、次回はメガトロンがサイバトロン基地に襲撃って話。
◆セラムンSS「恐怖の歯医者さん?パラパラの館」3
脚本(吉村元希)、絵コンテ・演出(佐々木憲世)、作画監督(安藤正浩)
歯医者って、マジで怖いよね・・。
というわけで今回は、パラパラが歯医者でゴールデンミラーを探すって話。
お約束の安藤作監で、まあまあ面白かった。
ちょっとアホっぽい衛が良かった。
◆ミルモ第53話「マラカス、こわしちまった!?」4
脚本(静谷伊佐夫)、絵コンテ・演出(鈴木薫)、作画監督(岩佐とも子、小沼克介、三浦貴弘、渡辺伸弘)
ミルモでポンのある土曜日(笑)
というわけで今回は、ミルモ達の楽器が壊れてしまい、直そうとするミルモ達って話。
朝の土曜アニメで唯一の、2年目突入のミルモで、新展開突入。
楓が歌うちょっと下手くそなOPは良いんだが、EDはかなりあんまりだな・・絵も歌も。
まあそれはともかく、初っ端からの楽器壊れ合戦は笑った。
でもって、マイクの次のアイテムとして携帯登場し、妖精学校も人間界に来て、これからは人間界がメインとなりそうで良い感じ。
妖精界だと日高さんとかの出番も少なめになってしまうからねえ。
まあ正直、そろそろマンネリ感も感じていたので、新展開に期待である。
それにしても、やっぱ三浦原画の時のキャラはやたらと可愛くて良いなあ(笑)
で、次回は不思議な転校生、沙織登場。
◆ミルモ「ふしぎ転校生・沙織」3
脚本(土屋理敬)、絵コンテ(藤森カズマ、鈴木卓夫)、演出(江島秦男)、作画監督(工藤柾輝)
というわけで今回は、妖精の見える不思議な転校生・沙織が転校してくるって話。
なんか、子供向けお約束の「敵を倒す」展開になってきたようである。
確かに1話完結のドタバタ話はマンネリに感じてはいたのではあるが、大枠のストーリー展開ってのもこれはこれで難しいんだよね。
「どれみ」の場合は、ストーリー話より、1話完結の話の方が面白かったりしたからねえ。
まあ、難しいところではるが、一応期待である。
で、今回から登場の沙織。
なかなか思ったより意外なキャラのようで、今後の活躍に期待である。
どうやら、秘密もあり話の根幹になるようだしね。
あと、今回は久々日高さんの楓へのいじわるが暴走していて、楽しかった。
で、次回は日高さんの弟登場?
楽しみだ(笑)
◆ミルモ「日高さんの弟?」3
脚本(土屋理敬)、絵コンテ・演出(森脇真)、作画監督(金沢比呂司)
というわけで今回は、日高さんの怪奇現象好きの弟である瑞希(進藤こころ)が日高さんを付け回すって話。
日高さんの弟、瑞希が登場・・意外に普通だったな(笑)
っていうか、今まで影もなかったのにいきなり「実は一緒に住んでた」ってのは無茶があるなあ(苦笑)
てっきり、海外でも留学してるとかそういうのかと思った。
まあ、瑞希にばれないように必死になる日高さんは良かったかな。
でも、できればラストのオチは、実は弟想いの日高さんってオチが良かったかも(笑)
で、次回はお菓子工場に見学。
◆ハム「とっとこお願い!花ふぶき」4
脚本(三浦浩児)、絵コンテ・演出(井上修)、作画監督(浜田勝)
というわけで今回は、ももちゃんのために伝説の桜を探すハムちゃんずって話。
なんか、ももちゃん話も「ももちゃんの願いをかなえるハムちゃんず」ってパターンが定着してきたな。
でも、やっぱり結構いい話だったりはするんだよな(笑)
唯一ハム達と交流がある人間だからねえ。
で、次回はちびちゃんず登場。
〜ずネタ多いな。
◆ハム「とっとこ三つ子の!ちびちゃんず」3
脚本(菅良幸)、絵コンテ・演出(五月女有作)、作画監督(武内啓)
というわけで今回は、ちびちゃんずとうハムの三つ子が登場するって話。
ちびちゃんずは、まあああ可愛かった。
そのうちまた再登場はありかな?
それにしても、「〜ず」ネタ多いな。
で、次回はフラワー牧場で決闘。
◆ガンパレ第7話「長い夜(In The Forests Of Nights)」3
脚本(高山文彦)、絵コンテ(山本秀世)、演出(中澤純一郎)、作画監督(小澤郁)、メカ作画監督(岩倉和恵)
というわけで今回は、敵の領域のただ中に取り残されてしまった速水と舞は、雪の中で救出を待つことになるって話。
世界観の一端の説明と舞の過去が淡々と明かされる話で、なかなか面白かった。
どうやら幻獣は、人の恐怖や憎悪に反応して攻撃を仕掛けるといった感じのようである。
それが速水の童話と舞の夢を使って表現しているのは良かったのだが、実は「ナウシカ」の世界のように、幻獣が出す瘴気(ガス)が毒素となってしまうっていうのは、あんまり出てなかったので正直、わかりにくかったな。
もうちっと、表現しておいて欲しかったかな。
しかし、結構緊迫した展開なんだけども、結構あっさり片が付いてしまったのは残念だな。
もうちっと引っ張ってもいいとは思うんだけど、まあ話数も少ないからなあ。
みんなの気持ちがひとつとなり、出撃って展開は良かったんだけどね。
それにしても、速水と舞が取り残されるって展開は、星界の紋章を思い出してしまうなあ、やっぱ(笑)
で、次回はまったり話。
◆ガンパレ第8話「四月になれば彼女は(With Your Musket ,Fire, And Drum)」5
脚本(水上清資)、絵コンテ(木村真一郎)、演出(筑紫大介)、作画監督(中西修史)、メカ作画監督(高石和三)
もう4月か・・早いな・・。
というわけで今回は、速水が一年生からラブレターをもらうって話。
王道直球のドタバタラブコメ・・メチャクチャおもろい。
まさしく学園パトレイバー。
やっぱ、戦闘よりこういうのがメインなのだなこの作品は。
テンポ良い演出に、いつもながら安定した作画でお約束のラブコメ話を盛り上げること盛り上げること。
特に、先生のライン引きのタイミングと間の悪さが最高。
流石は「ハンドメイドメイ」「シュガー」の木村真一郎の絵コンテ。
巧みすぎる構図とテンポで、萌えもあり笑いもあり、上手い・・ブルマだし(笑)
もっとこういう話が見たいなあ・・1クールで終わるのがもったいない。
で、次回は先輩が、舞に?
・・田辺、なんて不幸なんだ(笑)
◆ガンパレ第9話「君にこそ心ときめく(A Day In The Life)」5
脚本(新宅純一)、絵コンテ・レイアウト監修(桜美かつし)、演出(長尾粛)、作画監督(片岡英之、阿部恵美子)、メカ作画監督(岩倉和憲)
というわけで今回は、速水と舞の仲を心配した善行と原先輩が一計を案じるって話。
今回も、まったりほのぼのなドタバタラブコメ。
ちょっと遅めのキャラ紹介から始まるテンポ良い展開で、速水と舞、二人の恋模様を、最初はドタバタに、そして最後はまったりとほのぼのにきちっと落としていて、面白かった。
特に、善行と原先輩が良い味を出していて良いなあ・・しかし二人の間にはいったい何が?(笑)
やっぱ、戦闘がない方が面白いかもしんない(笑)
で、次回はまたもや劇?、っていうかCCさくら?(笑)
◆ゾイド第53話「ファントム」4
脚本(小出克彦)、絵コンテ・演出(藤本義孝)、作画監督(加藤初重)
◆ゾイド第54話「Gファイル」3
脚本(隈沢克之)、絵コンテ・演出(加戸誉夫)、作画監督(坂崎忠)
◆ゾイド第55話「音速の決闘」4
脚本(荒木憲一)、絵コンテ・演出(星合貴彦)、作画監督(高橋晃)
◆キディグレイド第22話「Demolition/Titan(巨神)」3
脚本(きむらひでふみ)、絵コンテ(岩崎良明)、演出(則座誠)、作画監督(寺岡巌)
というわけで今回は、デュカリオンはアイネイアースへとワープし、そして長官は自らの過去と、ノーヴルズの陰謀を明かすって話。
わかりやすいネタばれ話。
どうやらノーブルズである長官は、かつてエクレールに育てられた過去があり、そしてノーブルズのデュカリオンを使った銀河系脱出計画を阻止するために、今回の事件を起こしたようである。
まあでも、主にセリフで語られる過去話のせいか、あんまり感動はないかな。
しっかし、いきなり人型に変形する「マクロス」なデュカリオンにはあまり意味がない気がするな(笑)
今までのキャラクター総登場な展開は、まあ良かったかな。
それにしても、今回の事件に関してはわかったのだが、エクリプスとアームブラストの行動は未だ謎だなあ。
あと今回のアイキャッチは、キディグレイドのシリーズ構成でもあるきむらひでふみ。
で次回は、アニヒレーション・ゼロ。
◆キディグレ第23話「Annihilation/Zero(還元)」4
脚本(きむらひでふみ)、絵コンテ(武本康弘)、演出(北之原孝博)、作画監督(米田光良)
というわけで今回は、デュカリオンと融合したアールヴは、地球へと向かうって話。
クライマックス直前・・怒涛の盛り上がり。
もう、裏技、表技大放出の、お約束の全ライダー総登場・・もとい全ESメンバー大集結でのスピード感ある大迫力の大艦隊戦闘が燃え燃えで圧巻。
っていうか、お前ら今まで「必殺技」隠しすぎ!(笑)・・なんてもったいないんだ。
まあ閉店間際の大セールだからこそ、盛り上がるのではあるが・・って在庫一斉処分かよ!
それにしても、アールヴの行動理由は「ノーブルズへの復讐」という非常に単純明快でわかりやすいのだが、未だにエクリプスとアームブラストの行動理由がわからないんだよな。最終回にわかるのであろうか。
あと、今回のアイキャッチは「エリアル」の鈴木雅久・・やっぱ格好いいなあ。
で、次回はついにキディグレイドも最終回。
◆555第10話3
脚本(井上敏樹)、特撮監督(佛田洋)、アクション監督(宮崎剛)、監督(長石多可男)
というわけで今回は、ファイズキットを返した巧は、気が抜けるって話。
そうか、よく考えたらオルフェノクは吸血鬼(ヴァンパイア)なのだな。
オリジナルである真祖がいて、殺されたことでオルフェノク化するレッサー種がいると。
そのオルフェノクを倒せるファイズは、さしずめジョジョにおける波紋使いって感じか(笑)
で、オルフェノクの起源やらはまだ不明だけど、そのオルフェノクの力を得た社長達は、新たなる人類であるオルフェノクによる、人類支配だか人類抹殺だかを狙っていると。
なんとなくアギトとネタもかぶる気がするが、そんな感じかもしれない。
まあ結構そういうネタは好きだし、燃えるのではあるが、Z・ZZの富野由悠季と同じで、すごく「狭く」て「青臭い」気がするなあ。
なぜかそういう世界の命運をかける戦いが、ご近所近辺だけで行われて、なざか個人と個人による思想の対立のみで話が終始し(しかもなぜか全員知り合い)、
「愚かで醜い人間は粛正されるべきなんだ!」とか「そんなに人が信じられないのか!、俺は人類を信じている!」
とか、近親者同士の狭い戦いだけで、人類の命運を「勝手に」決めたりするんだよね。
君らの狭い価値観と、狭い交友範囲だけで、そういう事勝手に決めんなよ!、とまあ常々こういうのでは思ってたりもしたのだが、ファイズもなんかそういう展開な感じである。
まあでもそういう、「その個人の価値観が世界のすべて」、であるのはある意味今のリアルだし、ありがちなので、まあそれはそれでいいか・・ちょっと青臭いけど。
ちゅうか、何が言いたいのかよくわからなくなってきたが、まあ一言で言えば、
「ギレン様がジオングに乗って、人類の命運を賭けてアムロと戦わなくて良かった」
ってことです(笑)
で次回は、もう一人のファイズ登場。
◆555第11話3
脚本(井上敏樹)、特撮監督(佛田洋)、アクション監督(宮崎剛)、監督(長石多可男)
というわけで今回は、謎のメールをもらった巧と真理は、遊園地へと向かうって話。
もう一人のファイズ登場。
ファイズがYなら、カイザはX・・そのうちZもあるんだろうか(笑)
まあ、それはともかくあのメンバーは、スマートブレインの特務オルフェノク部隊とかなんだろうか?
だったら、「ザンヤルマの剣士」のTOGO産業みたいでちょっと燃え。
にしても、あのメンバーの雰囲気はちょっぴりシャンゼリオン・・誰か箸袋集めてそう(笑)
で、次回はカイズの正体が明らかに・・なんかしょぼそうなあんちゃんだな。
しかし、タイムファイヤっぽい登場だったな。
◆555第12話2
脚本(井上敏樹)、特撮監督(佛田洋)、アクション監督(宮崎剛)、監督(石田秀範)
というわけで今回は、真理が流星塾のみんなと再会するって話。
流星塾・・なんか暁号とかぶるなあ・・見てないけど(笑)
つうかやっぱ、アギトとネタ一緒かもなあ・・井上敏樹、引き出し少ないな。
なんかそういうミステリ的な謎とか秘密で引っ張る展開とか、いかにも殺伐としてます的雰囲気は飽きたんですが(苦笑)
このシリーズ、そればっかやな。
もうちょっと、違う方向性から攻めて行こうっていう気概はないのであろうか?
まあそれはともかく、謎の流星塾と、カイザキッドが登場。
その裏には真理の父と、スマートブレインの影があるようだが・・なんか、どうでもいいや(笑)
あ、カイザはなんかタイムファイヤっぽくて格好良くていいね。
で、次回はもめもめ。
◆クラギニトロ「嵐のギアクラブ」4
脚本(山口亮太)、絵コンテ(菱川直樹)、演出(小原正和)、作画監督(高橋晃)
やっとでOPが完成!・・でもって玩具も販売!!(笑)
というわけで今回は、男子ギアクラブ設立のために頑張る勝達って話。
やっとこOPも完成し、玩具も発売され、エンジンがかかり始めてきたニトロ。
熱いドラマとバトルであったターボとは方向性は違うが、楽しいドタバタとバトルで、かなり面白くなってきた。
雰囲気は「メダロット2」といった感じだが、小学生らしい学校周辺でのドタバタと、明るく楽しい演出作画で、かなり良い感じになってきた。
まあ、基本スタッフはターボの時のメンバーと一緒なのだから、これが真の実力といった所であろう。
キャラクターも立ち始めてきていて、それぞれのキャラが生き生きしていて、特に「お前、どういう生活してんだよ!(笑)」といった感じの国府田がいい味を出していてお気に入りである。
不安要素であったバトルも、ターボとは違うカットインの仕方や、立体感あるバトルによって熱くなってきた。
で、今回登場した、お約束の「わたしのファンシースコーピオンを踏み台ににするなんて!」な「黒い三連星」だった(笑)、安生さん(かかずゆみ)は結構可愛かったんで、再登場希望・・できればメガネなしで(笑)
そいや、なんかTBを取り巻いていた女の子達にかおるがいた気がしたが、気のせいかな?(笑)
で、次回はギア甲子園スタート!
まあ、大会はこの手ののお約束だな。
◆クラギニトロ「熱血!ギア甲子園」3
脚本(木村揚)、絵コンテ(西村純二)、演出(池端隆史)、作画監督(久行宏和)
なんですと。
というわけで今回は、ギア甲子園予選大会の日に、海岸のゴミ掃除をすることになった勝って話。
バトルもののお約束であるトーナメント。
友情と努力と勝利だったターボと違い、やっぱニトロはドタバタが基本なのだな。
正直、結構適当に戦ってる気がして、「泥棒ヒデ」と同じく、「真剣さ」や「真面目さ」には欠ける気がするわな。
ターボは、ギアに命かけて戦ってたからなあ(苦笑)
「友情」や「努力」の部分がすっぽり抜けてコメディになって、「勝利」だからなあ。
まあ、面白くないわけじゃないけどね・・その辺がコメディメーカー「山口亮太風」って感じか。
イッキもそんな感じだったしなあ。
っていうか、先生に正直に言えば良かっただけだと思うのだがねえ(苦笑)
そういや、ああいう先生いたよなあ・・なんか懐かしい。
で、次回は勝と由宇が激突。
展開、早いな。
◆MMR「太陽は元気です!」5
脚本(吉岡たかを)、絵コンテ(菊地一仁)、演出(佐土原武之)、作画監督(実原登)
というわけで今回は、MRRで、マシンロボフェスティバルが行われて、みんなの家族がやって来るって話。
泣けた・・ダダ泣きだ。
半分総集編な感じで、スポンサーとスタッフに優しいほとんどロボバンク、なのにダダ泣き。
ロボバンクを交ぜながら、全キャラ話と、ロボ紹介話を上手くまとめ上げ、ガッチリ落とす手腕が流石。
「太陽は元気です!」ってサブタイだけで泣けるし。
もう何と言っても、太陽と大地のやり取りがもう泣ける。
太陽も大地も、なんていいヤツなんだ・・。
そして、最後の「みんなが俺の家族なんだ」がもうダダ泣け。
吉岡たかを、あんたやっぱ上手いわ(笑)
「萌え」にしろ、「泣き」にしろ、「笑い」にしろ、キャラを描くのが上手いんだよなあ。
キャラを描くって事は、すべてに通じるのだな。
で、今回はみんなの家族が登場で、「らしい」家族っぷりが良かった。
特に、鈴の「あいつら、どついたる・・」「絶対、しばく・・」が良い・・鈴、関西人だったんだ(笑)
なんか、やけにエロいケンの母親とかも良かったな。
うんうん、良いもの見せていただいた。
で、次回は鈴が大ピンチ・・鈴の話多いな。
っていうか、メガネ(北沢海)の出番はまだか?(笑)
◆MMR「無敵!ハイパーステルスロボ!」3
脚本(吉野弘幸)、絵コンテ・演出(中村憲由)、作画監督(竹内浩志)
というわけで今回は、デザスターのことを調べるために、マシンAI研究所に行く太陽と鈴って話。
吉野脚本で、中村演出で、竹内作監ので、テンポは良くて綺麗だったのだが、どうも細かい部分の流れがちぐはぐで、所々違和感があったな。
なんか、上手いことは言えないんだけども。
まあそれはともかく、やっとでステルスロボの秘密の一端も登場。
どうやら、平和利用される前のマシンロボプロジェクトの負の遺産って感じで、長官は何か知ってる模様である。
向こうの悪玉の声と長官の声が一緒なのも、関係あるのであろうか?
それんしても、タンクロボ達の登場の仕方は派手過ぎだな(笑)
あと、今回はまたもや鈴が活躍で、拳法アクションがまるで別番組ようで格好良かった(笑)
で、次回はケンの話。
だからメガネ君の話はいつなんだよ(笑)
◆セラムンSS「夢対決!美奈子とまこと絶好宣言」3
脚本(山口亮太)、絵コンテ・演出(遠藤勇二)、作画監督(清山滋崇)
というわけで今回は、保育園のバザーを手伝ううさぎ達って話。
なぜかセットされることも多い、美奈子とまことのパワーアップ話。
演出は悪くなかったが、作画はヘタレ目だったな。
◆セラムンSS「恐怖を越えて!自由へのジャンプ」3
脚本(杉原めぐみ)、絵コンテ・演出(宇田鋼之介)、作画監督(下笠美穂)
というわけで今回は、運動会で跳び箱を飛ぶ練習をするちびうさって話。
んまあなんつうか、普通の話だな。
SSって、可もなく不可もなくなマンネリな話多いよなあ。
◆すてプリ第1話「捨て猫王女の前奏曲」3
脚本(吉田玲子)、絵コンテ(増井壮一)、演出(浅見松雄)、作画監督(岸本誠司、石井ゆみこ)
ライトノベルな火曜日。
というわけで、月刊ドラゴンマガジン(富士見書房)で連載中である富士見ファンタジア文庫、原作・榊一郎の棄てプリ(どうやら公式では「すてプリ」になった模様)こと「スクラップド・プリンセス」が復活のWOWOWノンスクランブルでアニメ化。
スタッフは、アニメ制作にボンズ、監督に増井壮一、シリーズ構成に吉田玲子、キャラクターデザインに小森高博といった、「エンジェリックレイヤー」な構成。
で今回は、16歳になった時、世界を滅ぼす猛毒になると予言され、存在を抹消された「廃棄王女」パシフィカ(折笠富美子)。
襲いかかる刺客から逃れるために、血の繋がらない兄姉であるシャノン(三木眞一郎)とラクウェル(大原さやか)と共に、逃亡の日々が始まるって話。
自分はこれは原作は読んでいるのですが、まあまあって感じでしょうか。
正直、声優やキャラデザのイメージはちょっと違うかな。
小森高博のキャラデザは、「エンジェリックレイヤー」の時は好きだったんだけど、これのはあんまり可愛くないんだよな。
原作のイラストである安曇雪伸(モグタン)の、あの「むちむちぷりん」で「きゃぴきゃぴ」なとこがないのは、ちと残念。
で、内容の方は、ちょっと地味だったかな。
期待のデジタルな魔法描写と、ミリタリな剣術描写が思ったより地味だったからなあ・・もうちっと派手な感じが良かったかも。
まあ、その辺りは今後に期待。
話自体は原作に忠実っぽい展開で、結構暗くて重いのはちゃんとしていて良かった。
やっぱ、パシフィカとラクウェルのイメージがちょっと違うのが辛かったかも。
あの、第1巻ラストの、
「お兄ちゃん・・大好きだよ・・」
は、もっと萌えたかった(笑)
とまあ、原作厨房的意見を(笑)
でも、丁寧に作ってる感じなので、今後に期待ってことで。
まあ話はいたって普通ですから、「萌え」と「泣き」と「アクション」に期待です。
あと、OP「ジャムプロジェクト」と、ED「伊藤真澄」という、「なんかすげえ組み合わせ」な所は良かったです。
で、次回は謎の騎士登場。
◆キノの旅第1話3
「砂漠の真中にて・a(Beginner’s Luck・a)」
「人の痛みが分かる国(I See You.)」
脚本(村井だだゆき)、絵コンテ・演出(中村隆太郎)、作画監督(松本文男)
ライトノベルな火曜日。
というわけで、「ブギーポップが笑わない」と同じく、電撃文庫の人気作、時雨沢恵一の「キノの旅」が復活のWOWOWノンスクランブルでアニメ化。
スタッフは、監督は中村隆太郎、キャラクターデザインは須賀重行、脚本は村井さだゆき、アニメ制作はACGT、で「lain」な構成。
で今回は、言葉を話すモトラド・エルメス(相ケ瀬龍史)と旅をする少女・キノ(前田愛)は、町の中に人のいない国へとやって来るって話。
まあまあ面白かった。
自分は原作は読んでいるんですが、やっぱ捨てプリと同じく、声優とキャラデザのイメージはちょっと違ったかな。
でも、あの「素」っぽい感じの声質は悪くはないと思う・・ナチュラルな感じで。
内容の方は、あの原作の淡々とした、暗くて重いイメージはきちっと表現してあったのは良いです。
作画も細部までこだわった丁寧な作り込みがされてあるし。
けど、あの途中に入る文字はいらない気がするな・・ちょっとうざくてテンポが悪くなる、なんか意味がないし。
それと、やっぱっり元が「残酷な寓話」って感じの世界なので、文章の方が向いてる気はするな。
基本的にキノとエルメスの語りで進むし、どうも映像で見ると、「人の痛みが分かる国」の人達が馬鹿に見えるからな・・そんなのやる前に気づけよって感じで(笑)
メチャクチャ地味な内容だしねえ。
まあ原作にはアクションシーンとかもあるから、その辺りやらにも力を入れてもらって、あの、ちょっといやみたらしいブラックな世界(笑)を表現できれば良いのではないかと思う。
というわけで、今後に期待。
で、次回は人を食った話。
◆十二国記第1話「月の影 影の海 一章」3
脚本(曾川昇)、絵コンテ・演出(小林常夫)、作画監督(田中比呂人)
ライトノベルな火曜日。
というわけで、講談社X文庫ホワイトハートの、小野不由美原作の「十二国記」の、NHK教育放送版。
スタッフは、アニメ制作はぴえろ、キャラクター原案は山田章博、脚色は曾川昇、キャラクターデザインは田中比呂人・楠本祐子、クリーチャーデザインは森木靖秦・若林厚史、監督は小林常夫といった構成。
で、今回は女子高生である中嶋陽子(久川綾)はある日、ケイキと名乗る男につれ去られ、地球とは違う異界へと誘われることになるって話。
NHK衛星で放送されていたのが、地上波であるNHK教育でやっとこの放送。
自分は、これはちょっとだけ読んでいて、どうやら原作とは若干展開が違うようですが、まあなんつうかアニメ版は・・曾川昇な世界(笑)
原作をさらに酷くした(笑)暗くて重いドロドロした人間描写に、血と肉が飛び散りまくる妖獣大決戦な感じと言い、なんだかとっても往年の曾川昇ワールド全開って感じ。
いつ巨大スーパーロボが出てくるのかと思いました(笑)
それはともかく、1話はあまりに暗くてドロドロしまくりで、正直それほど面白いとは思えなかったかな。
まあ原作の方も、本当に面白くなるのはもうちょっと立ってからですからね。
で、演出作画とかはきっちりしていて、まるで「デビルマン」や「魔獣戦線」のような、妖獣大決戦ぶりはなかなか良かったです。
というわけで、なかなか原作をさらに酷くした曾川的な濃そうな感じになりそうなので、今後の展開に期待です。
で、次回はまたもや妖獣大決戦。
◆すてプリ第2話「半熟騎士の行進曲」3
脚本・絵コンテ(増井壮一)、演出(栗井重紀)、作画監督(芝美奈子)
というわけで今回は、騎士を目指す少年レオ(近藤隆)が、パシフィカに一目ぼれするって話。
早くも半熟騎士、レオ登場。
つうか、アクションも何もないまったり話すぎて、いまいち盛り上がりがないなあ(苦笑)
もうちょっと全体的に引きが欲しいな・・出来が悪い訳ではないんだけどね。
いきなりのグロリア(佐久間紅美)とゼフィリス(水橋かおり)も、よくわからないしねえ。
パシフィカが可愛かったのはちょっと良かったかな・・水着もあったし(笑)
まあ、伏線話だったからな・・今後に期待。
で、次回は町へ行くパシフィカ達。
次は馬鹿話か。
◆キノの旅第2話「人を喰った話(I Want to Live)」4
脚本(村井さだゆき)、絵コンテ(小林孝)、演出(中村隆太郎)、作画監督(松本卓也)
というわけで今回は、雪の中で遭難している男たちを助けるキノって話。
原作でもすごく嫌な話であり、もちろんアニメでもすごく嫌な話(笑)
そのすごく嫌な話を、流石というか・・淡々と、残酷に、完全に忠実に完璧にアニメ化しているのは素晴らしい。
だがそれゆえに原作読んでる人間としては、オチまで分かってるので、言うべきことはないというか・・ホントに嫌な話だよね(笑)
基本的に「残酷な寓話」だから、感想って言ったら、「嫌な話だなあ」ってのが多いからねえ。
まあ、でも出来はかなり良いね。
で次回は、予言の国。
◆十二国記第2話「月の影 影の海 二章」3
脚本(曾川昇)、絵コンテ(須間雅人)、演出(中村哲治)、作画監督(門上洋子、窪詔之)
というわけで今回は、十二国へとやって来た陽子達は、捕らわれの身となるって話。
どうやらアニメの方は、より話をわかりやすくするためか、陽子の他に、現代人である杉本と浅野を同行させるようである。
まあ、悪くはない判断かな・・原作知ってると若干違和感があるが。
で、今回は無理矢理十二国へと連れてこられた陽子に次々と訪れる試練・・置いていかれるわ、捕まるわ、容姿は変わるはと、酷い展開(笑)
まあ、まだ杉本と浅野と一緒なだけ、原作よりマシではあるな。
で、次回は蒼猿登場。
◆金色のガッシュ第1話「魔界から来た電撃少年」4
脚本(橋本裕志)、絵コンテ・演出(中村哲治)、作画監督(山室直儀)
というわけで、少年サンデーで好評連載中の雷句誠の「金色のガッシュ!!」が、「金色のガッシュベル!」としてアニメ化。
スタッフは、アニメ制作は東映、シリーズ構成は橋本裕志、キャラクターデザイン・総作画監督は大塚健、シリーズディレクターは中村哲治といった構成。
今回は、天才的頭脳を持って生まれた中学生・高峰清麿(櫻井孝宏)の元に、ある日父親からガッシュ・ベル(大谷育江)という少年が送られてくるって話。
なかなか面白かった。
原作自体は、ポケモン型の主人と下僕(友達)である「マスタースレイブシステム(仮称)」を積んだ熱血バトル少年漫画で、アニメの方もその熱い少年漫画的展開をテンポ良い演出と作画でいかんなく発揮していた。
いきなりのチンコ丸出しやら、うんこ連呼や、パンチラやら、ちゃんと原作の下品さも表現していて、今後も期待できそうな感じである。
どうやらデジモンスタッフがやるそうなので、その辺りも期待かもしんない。
で、次回は銀行強盗と対決。
◆トランスフォーマー第13話「聖剣(つるぎ)swoop」3
脚本(静谷伊佐夫)、絵コンテ(うえだひでひと)、演出(松本まさゆき)、作画監督(LEE JONG MAN)
というわけで今回は、デストロンが突如サイバトロン基地に急襲しかけてくるって話。
デストロンの基地急襲に、スターセイバー復活と、話自体は結構の盛り上がりではあるのだが、相変わらず演出作画のテンポは激悪。
スターセイバーを手に入れたホットロッドはなかなか格好良かったな。
で、次回は謎のキャラ登場。
◆ぴちぴちピッチ第1話「真珠の涙」3
脚本(武上純希、桶谷顕)、絵コンテ(藤本義孝)、演出(畠山茂樹)、作画監督(永井達郎)
東京ミュウミュウのない土曜日・・(笑)
というわけで、講談社のなかよしで連載中の、絵・花森ぴんく、文・横手美智子による「マーメイドメロディぴちぴちピッチ」のアニメ化。
スタッフは、アニメ制作はアクタス、監督はふじもとよしたか、シリーズ構成は武上純希、キャラクターデザインはまきだかずあき、といった構成。
今回は、海で遭難した男の子を助けて恋に落ちた七海るちあ(中田あすみ)は、その男の子と出会うために王女の座を捨て人間界へとやってくるって話。
監督が藤本義孝(ベタ)で、脚本が武上純希(トンデモ)という凶威の構成だったが、なんか・・結構面白かった(笑)
基本的にはお約束の少女漫画的展開で、なんか「満月をさがして」と「東京ミュウミュウ」を足して2で割ったような感じである(笑)
正直、主役の声優の子(中田あすみ)は結構下手くそではあるのだが、「満月をさがして」の奇跡を見た後なので、これは今後の「華麗なる成長」に期待である(笑)
まあそれよりも問題は、真珠を無くしたらオンチなのはともかく、真珠を持っていてもあまり上手くない所ではないであろうか?(笑)
決めの歌に魅力がないのは、ちと不味いよな・・。
つうか、「デカルチャー」で「ミンメイアタック」な、「歌攻撃」は笑える・・熱気バサラかよ!!(笑)
「アンコールはいかが?」でさらに駄目押し。
まあそれはともかく、女の子たちがやたらと可愛いのは良いね・・特に「胸がデカイ」のが最高!!(笑)
っていうか、ホントやたらと胸が強調されていて、あの胸のためだけに見てもいいかもしんない(笑)
個人的には、宝生波音(寺門仁美)に萌えそうです(笑)
まあ、脚本に「コメットさん☆」の桶谷顕もいるし、「満月をさがして」のように奇跡の大化けの可能性もあるので、一応期待である。
「東京ミュウミュウ」のようになる可能性もあるんだけどねえ(笑)
それにしても展開早いよなあ・・いきなり想い人の正体わかって、再会だからな。
まあ、今後は人魚と人間との恋の葛藤を描いて行くってことなのだろうな、元ネタの「人魚姫」と同じく。
その辺りの葛藤描写いかんで化ける可能性もあるな。
満月の「生か死か?」と同じく、「人間になるか否か?」みたいな感じで・・「人間の男の子と恋をしたら大変な事に」っていうのがあるみたいだしね。
武上純希は激しく不安ではあるのだが、サポートで「コメットさん☆」の桶谷顕がいるので、その辺り期待である。
自分は、あらゆる意味で「満月をさがして」の奇跡を信じてます(笑)
さて、果たして「満月」となるか「ミュウミュウ」なるか、博打だな(笑)
で、次回はダブルデュエット。
アンコールはいかが?
◆ぴちぴちピッチ第2話「言えない心」3
脚本(神戸一彦)、絵コンテ・演出(山崎茂)、作画監督(牧内ももこ)
というわけで今回は、カイトにデートに誘われるるちあって話。
いきなり波音の正体もばれ・・展開早いな。
で、どうやらやっぱり「東京ミュウミュウ」と同じく、お約束の「セーラームーン」パターンっぽく、話は期待薄かも(はや
あと演出のテンポも結構悪くて、歌も下手で音楽の使い方が上手くないので、「満月をさがして」の1/1000(当社比)ぐらいしか盛り上がらないなあ。
まあでも話は王道で、意外に作画の安定度は高いようなので、キャラ萌えするには良いかな。
とりあえず、波音萌え(笑)
で、次回は3人目登場・・はや。
◆ピッチ第3話「ゆれる想い」3
脚本(早川正)、絵コンテ(井草かほる)、演出(佐々木勝利)、作画監督(KwonYounHee)
というわけで今回は、謎の転校生・洞院リナ(浅野まゆみ)が、海斗に急接近するって話。
もう、へっぽこボイスにも慣れてきました(笑)
なんか、あの「七つの海の楽園〜♪」というへっぽこメロディもなんだか耳に残って、CD買ってしまいそうである(笑)
で、どうやらあのライブシーンはバンクでなく毎回違う感じなので、結構良いかも。
あと、今回から波音がるちあの家に居候で、可愛くて良かった。
まあ、話はあんなもんでしょ(笑)
で、次回はリナの正体が明らかに。
◆SEED第27話「果てなき輪舞(ロンド)」1
脚本(森田繁、両澤千晶)、絵コンテ・演出(谷田部勝義)、作画監督(平井久司)
というわけで今回は、キラはオーブで開発されているMS、M1アストレイを見ることになるって話。
3クール目突入。
・・おひおひ・・また総集編ですか?
ご冗談でしょう、ファインマンさん・・いくらなんでもそりゃねえだろ。
1年もののロボットアニメの作画がキツイとはいえ、それはやりすぎ。
しかも、1週の休みを挟んでだから、概ね3週間は話が進んでいないことになる。
つうか、これじゃ前回のいらないじゃん。
せめて、総集編は1クールに1回までにして欲しいな〜、も〜。
せっかく、楽しみだった量産型アストレイ登場だったのに、萎え萎えだよ、ぎゃう〜。
ぶつぶつ・・。
まあ、それはともかく、やっとこ量産型アストレイ登場。
うう、格好良いぜアストレイ・・でも、乗ってるのはギャル3名・・嬉しいような悲しいような・・(苦笑)
で、OPもEDも一新。
3代目OPはまあ悪くないけど、EDは絵も変わってないので、駄目駄目です。
っていうか、こっちゃ必死に擁護派やってんだから、しっかりしてよ、マジで。
で、次回はキラが両親と再会?
◆SEED第28話「キラ」5
脚本(両澤千晶)、絵コンテ(松尾衛)、演出(関田修)、キャラ作画監督(しんぼたくろう)、メカ作画監督(高瀬健一)
というわけで今回は、アスランはオーブへと潜入し、そしてOS開発を手伝っていたキラはアスランと再会するって話。
今回のはなかなか良いなあ・・ドラマパートには珍しく、最初から最後までなかなかびたっと決まった話(笑)
サブタイ通りにキラを軸にして語られた話で、キラと絡めることでカガリやフレイのキャラの心情が語られて、やっとこキラや他のキャラの内面が出ていて良かった。
特に、やっぱりフレイが良いねえ・・ちゃんと仕事もしてたし(笑)
父が死んだことによる復讐心と憎悪から、コーディネイターであるキラへと(そして自らへも)刃を向けるしかなかったフレイが、コーディネイターであることから・・「できる」がゆえに戦わされ、そしてそのことで孤立しひとりぼっちの、自分より下であるはずの、弱い存在であるはずの「可哀想」なキラに同情されることで、思わず本音が出てしまい憤るってのが良かった・・桑島裕子の演技もメチャ上手いし。
「辛いのはあんたの方でしょ!、可哀想なのはあんたの方でしょ!・・可哀想なキラ・・ひとりぼっちのキラ・・戦って辛くて・・守れなくて辛くて・・すぐ泣いて・・だから!」
は、かなりの名シーン・・流石はSEEDを一人しょって立つダークヒロイン(笑)
共に戦争という非日常に巻き込まれ、そして傷つき痛みを持ち、誰かを何かを失った者同士の絆と言おうか、共感と言おうか、同じ価値観と共有感を持ち、実は一番近しい存在であり、わかりあえる存在であり、何だかんだと一番キラのことを理解してるのは、やはりフレイなのな。
誰よりも憎らしく、そして誰よりも愛しい・・矛盾するアンビバレンツな感情。
この相互依存というか、傷のなめ合いというか、ガンダム史上でも非常に歪んだカップルであるこの二人の描き方いかんで、SEEDへの評価も変わるかもしれないねえ(笑)
個人的にはぜひ、フレイ様には最後には幸せになって欲しいんだけど・・(密かに「様」づけ(笑)
そもそも、キャラクター(人間)とは「他者との関係性=他者に対する発言や行動」においてもっともそのキャラクター性が発揮される。
ガンダムSEEDは、エヴァ以降の今風なガンダムであり、現代性を持たせたファーストガンダムのリメイクでありアレンジである。
そしてその今風なキャラクターの描き方の方向性として、「希薄な人間関係」にしているのは間違いないであろう。
「他者が他者に干渉しない」、「徹底した個人主義」というこのドライで希薄な人間関係。
それぞれの小さなコミュニティ(共同体)でしかコミュニケーションがなく、他者が他者に大きく干渉しない。
富野アニメのようにキャラクターがそれぞれのエゴや主張や内面をぶつけあうことなく、双方向でのコミュニケーションがない・・誰もが誰かに自らの刃を振り向けることをしない、唯々諾々と誰かの言葉に従う、他者と対立しない、誰かと深く関わらない、誰にも何も言わない、本当のことは言わない。
「俺は俺、お前はお前」である。
そして、その現代日本的な「人間関係の希薄さ(関係性を描かないこと)」が、「キャラクター性の希薄さ」につながっているのが大いなる罠だったりする(笑)
まあだからこそ、自らのエゴをぶつけまくり、その刃を振り上げ、キラとの関係性のみが常に描かれているフレイが、そのキャラクター性をいかんなく発揮してたりするんだけどねえ。
群像劇って難しいねえ(笑)
まあそれはともかく、キラの両親も登場し、どうやらキラとカガリはなぜだか兄妹のようである。
いったいどういう経緯なのだろう・・語られることはあるのであろうか。
あやうくしたら、キラとカガリ近親相姦か・・それもいいかも(おい
そして、キラとアスランの敵同士としての悲しみの再会。
旧EDがかかってのなかなかの盛り上がり。
でも、相変わらずのうざい回想シーンはいらなかったかな・・あとやっぱ絶対旧ED終わりの方が格好良かったよなあ。
正直、総集編もそうだけど回想シーンも多いんだよなあ・・制作キツイのはわからなくもないんだけど、どうもテンポが悪くなるからな。
それではわざわざ説明セリフを少なくしてる作劇があまり意味ないしねえ。
しっかし、お姉さんが喜びそうな構図だったな・・両澤千晶はこういうの上手いよなあ(笑)
で、次回はいまいち影の薄いトール出撃・・最後の見せ場か?(笑)